
和傘や木々がライトに照らされ、幻想的な空間となった後楽園=21日午後5時55分
岡山市の後楽園と岡山城をライトアップする「秋の幻想庭園」と「秋の烏城灯源郷」は会期中盤となった。21日も多くの家族連れらが訪れ、昼間と違った魅力を引き出す光の演出を楽しんだ。26日まで。
後楽園では、赤く色づいたモミジや芝生に並んだ和傘などを519基の照明が照らし出した。来園者は、澄んだ夜空に鮮やかに浮かび上がる木々を見上げながら散策したり、足を止めて写真を撮ったりした。
家族4人で訪れた瀬戸内市立邑久小3年男子(9)は「園内の唯心山に上がったら、光に照らされた木々がよく見えてきれいだった」と話した。
岡山城では、天守閣前広場にプロジェクターでモミジやイチョウが投影されたほか、不明門(あかずのもん)の階段に岡山藩主池田家の家紋アゲハチョウをあしらったあんどんが並べられた。
ともに午後5時~8時半(入場は同8時まで)。幻想庭園は岡山県と後楽園魅力向上委員会が主催し、岡山市と山陽新聞社が共催。烏城灯源郷は同市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委員会が主催する。