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【千葉】出場が叶わずとも見られた心温まる光景。新井章太と川崎の“幸せな関係”

【千葉】出場が叶わずとも見られた心温まる光景。新井章太と川崎の“幸せな関係”

  • サッカーダイジェストWeb
  • 更新日:2021/07/22
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船山とともに、川崎サポーターへ挨拶に向かった。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

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試合後には鬼木監督の下へ。再会を喜んだ。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

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川崎サポーターへ挨拶に向かった新井。明るい笑顔が見られた。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

残念ながら出場は叶わなかった。

7月21日にフクダ電子アリーナで行なわれたJ1の川崎とJ2の千葉との天皇杯・3回戦。古巣との対戦となった千葉のGK新井章太は、いつも以上に気合いを漲らせていたはずだ。

しかし千葉のユン・ジョンファン監督は、リーグ戦とは異なるトーナメント戦において、普段は出場機会が限られる鈴木椋大を先発で起用。新井はベンチで試合を見守ることになったのだ。

それでもピッチサイドから誰よりも声を出し、チームを鼓舞。53分に見木友哉が先制ゴールを奪った際には、チームメイトとともに後輩のもとへ駆け寄って喜びを爆発させた。

試合はその後、川崎に追い付かれ、1-1のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。千葉のキッカー2人が外した一方、川崎は4人全員が成功させ、川崎に軍配が上がった。ただし、千葉にとって、王者を相手に小さくない手応えを得られる試合でもあっただろう。

さてゲーム後に新井は、以前から挨拶に行きたいと話していた川崎時代の恩師・鬼木達監督の下へ駆け寄っている。

ふたりが話した内容については、鬼木監督に聞いてみると、「そんなに公にするようなことではないと思います(笑)」とかわされてしまったが、「試合には出たかったんだろうなという想いはありますね」と教え子との久々の再会に、心優しき指揮官も笑顔を浮かべていた。 7シーズンを過ごした川崎から千葉に移籍して1年半。新井は川崎では第2GKなどを務める時間も短くなかったが、千葉では欠かせない守護神としてチームを牽引している。

「収穫も課題もたくさんありました。収穫は試合でしか起こり得なかったことは、練習では出てこない場面もありますし、どんな些細なことでも、練習しておくべきだなと、この1年半を通してすごく思いました。

できたこと、できなかったこと、判断ミスなど、試合でしか経験できないこともあります。課題も細かいものを含めて山ほどあります。本当に一つひとつだなと、それを実感していますね」

32歳の守護神は実戦経験を積み、選手としての厚みをグッと増しているのだ。

その力を「古巣というより実家という印象」という川崎を相手に示すのは、また次の機会である。

千葉はシーズン折り返しを迎えてJ1昇格圏内の1、2位と勝点16差の10位と苦しい戦いが続く。ただ、新井もチームも、昇格を見据えて全力で戦い続けている。

「ジェフでJ1に上がって、川崎と戦って、必ず勝つという目標を持って移籍してきた」

試合後にはこちらも川崎に所属した経験がある船山貴之とともに、川崎サポーターへ挨拶に向かい歓迎される微笑ましい光景も広がっていた。今は新井はジェフの勝利のために全力を注いでいるが、“幸せな関係性”が続いていると言えるだろう。

心待ちにしたい再戦できる日。新井も川崎の選手たちも、これからも切磋琢磨しながら前へ進んでいくはずだ。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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