
北杜市の春の風物詩「長沢鯉のぼり祭り」が存続の危機を迎えている。
北杜市の春の風物詩「長沢鯉のぼり祭り」が存続の危機を迎えている。
青空を泳ぐ450匹のこいのぼり…30年以上続く北杜市の春の風物詩だ。しかし、その風物詩に影を落としているのが、家庭でのこいのぼり離れだ。
当初、こいのぼりは家庭で不要になったものを寄付してもらっていたが、生活様式の変化もあり集まる鯉のぼりが減少。足りない分は実行委員会が購入していて資金不足の一因となっている。
また、祭りを支えてきた地域住民も高齢化に伴って、人手不足が深刻化している。
こうした問題に活路を見出そうと実行委員会は今年から資金集めのため、クラウドファンディングに乗り出した。募集しているのは必要経費50万円。返礼品には、こいのぼりに名前を入れるなどのほか、設営や撤去への参加券も加え人手不足への支援も呼びかけている。
クラウドファンディングは来月末まで募集している。