RBCスクープ投稿に珍しい写真が届きました。
16日(土)の午前6時頃、名護市の西の空で撮影された写真です。
光が放射線状に伸びていて不思議な空模様となっています。
【写真を見る】空の向こうから柔らかな光が 自然が生み出すイリュージョンを気象予報士が詳しく解説
こちらは「反薄明光線(はんはくめいこうせん)」という現象です。
晴れている日の早朝や夕方に見られることが多いです。一体どういうメカニズムで起こる現象なのでしょうか。
この光は、現象が起きた反対側の空、つまり東の空にある太陽です。
そしてその太陽と同じ東の空にもくもくとした雲(対流雲)が発生しています。
この雲の隙間から太陽の光がもれて、西の空に放射線状のように見えたものが反薄明光線になります。
晴れていても、もくもくとした背の高い雲がないとできないことから、夏の日の出や日の入り前後の薄明の時間に起こりやすいと言われています。
沖縄では9月末にかけても気温が30℃以上と高く、夏にみられるような対流雲が発生しやすい状況が続くため、晴れているときは反薄明光線が起こることもあるかもしれません。
是非、空の光のイリュージョンを探してみてはいかがでしょうか。