聴覚障害者と意思疎通を 指差しボード 駅・病院編など 大分県作製

聴覚障害者と意思疎通を 指差しボード 駅・病院編など 大分県作製

  • 毎日新聞
  • 更新日:2021/11/25
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「指差しコミュニケーションボード」について説明する広瀬勝貞知事=大分市の県庁で2021年11月2日午後1時53分、石井尚撮影

大分県は、手話ができなくても店頭や病院などで聴覚障害者との意思疎通を助ける6種類の「指差しコミュニケーションボード」を作った。ボードにはイラストが添えられ、支払い方法や来所の目的などを指させば相手に意思が伝えられるようになっている。県の担当者は「ぜひ活用してほしい」と呼びかける。

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この取り組みは2021年3月の県手話言語条例制定を受け、県障害福祉課が10月から始めた。コンビニ編▽駅編▽銀行編▽病院編▽美容室編▽ショッピング編――があり、関係団体に利用を呼びかけ、県のホームページ(HP)からもダウンロードできるようになっている。

コンビニ編では、支払い方法やレジ袋が必要かどうか、無料の割りばしやスプーンをどうするか――など、イラストを示せば分かるようにしている。病院編でも、保険証や診察券、お薬手帳の所持の有無、何のために来院したのか、さらに、熱がある▽眠れない▽せきが出る――など症状を示せるようにしている。

県は6種類のボードに合わせて動画も作製した。聴覚障害者が具体的にどのような場面で困るのか、実際にコミュニケーションボードをどう使うのか、さらにコミュニケーションを取るのに役立つ簡単な手話も紹介している。県障害福祉課の担当者は「手話ができる人はなかなかいない。このボードが少しでも役に立てば」と期待する。

県聴覚障害者センターの奈須博幸施設長は「聞こえない人は日常生活の中で、コミュニケーションが取れず、不便を感じてきた」と語り、県の取り組みについて「お互い意思疎通ができず困っていたはず。このボードは有効で、積極的に導入してほしい」と呼びかけた。【石井尚】

毎日新聞

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