八角理事長「相撲に一途なのがいい。相撲しか考えていない」高安破った熱海富士の姿勢評価

八角理事長「相撲に一途なのがいい。相撲しか考えていない」高安破った熱海富士の姿勢評価

  • 日刊スポーツ(バトル)
  • 更新日:2023/09/19
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熱海富士(右)は高安を押し倒しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇10日目◇19日◇東京・両国国技館

優勝争いでトップを並走する平幕の1敗同士の対戦は、若さの勢いが圧倒した。

返り入幕で東前頭15枚目の熱海富士(21=伊勢ケ浜)が、同7枚目で大関経験者の高安(33=田子ノ浦)と対戦。相手の押し、突き放しにもひるむことなく熱海富士は圧力で押し込んだ。たまらず高安が左からはたいたスキを見逃さず、押し倒しで大関経験者を腰から砕けさせた。

これで熱海富士は10日目を終え、ただ一人の1敗力士として優勝争いを引っ張る存在となった。後続の2敗は高安ただ一人で、3敗に大関貴景勝(27=常盤山)ら5人が追う展開に。一躍、台風の目になった21歳の躍進について、報道陣の取材に対応した日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)も「稽古をやっている人は(気分が)乗ってくるとこうなる」と、今場所たびたび口にしている熱海富士の稽古熱心さを評価した。さらに「相撲に一途なのがいい。相撲(のこと)しか考えていない、というか。相撲にかけている気がします」と集中している姿勢をほめた。終盤の残り5日間についても「今まで通りに一生懸命にやればいいでしょう。(今後、対戦が予想される役力士らの方が場所が)煮詰まってくると当たる方が緊張する。(熱海富士は)今日みたいに王道で行くことが大事」と、ここまでの姿勢を貫くことを勧めた。

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