
2023年シーズン限りでヤマハ離脱が決まっていたフランコ・モルビデリは、来シーズンからプラマックへ加入することが発表された。
モルビデリは2019年にヤマハ陣営に加入すると、2020年には3勝を挙げてランキング2位を獲得。2021年シーズンの途中からは、ヤマハを離れたマーベリック・ビニャーレスの後任としてファクトリーチームに移籍したが、苦戦が続いてしまっていた。
そんな彼の去就は注目を集めていたが、イギリスGPを前にヤマハは双方合意の上で、モルビデリとは袂を分かつことになったと発表した。
モルビデリは2024年シーズンのシートが未定となっていたが、噂ではヨハン・ザルコの後任としてプラマックに加入する可能性が高いと言われてきた。そして9月18日に、その噂どおりモルビデリのプラマック加入が発表された。
モルビデリは近年、ヤマハで実力を思うように発揮できない時期が続いていたが、ドゥカティ側は彼が再びポテンシャルを発揮することを確信していると語った。ドゥカティのゼネラルマネージャーであるジジ・ダッリーニャは次のようにコメントしている。
「フランコのことを、ファクトリーサポートを受けるプラマックレーシングへ迎え入れ、オフィシャルのデスモセディチGPを走らせられることを嬉しく思う」
「フランコは才能に溢れ、経験豊富なライダーだ。彼はその強さを何度も証明しており、2020年には3勝を挙げてMotoGPのランキング2位を獲得していることは、偶然ではない」
「我々はプラマック・レーシング・チームと我々のサポートによって、彼がそのポテンシャルを完全に発揮することができるだろうと確信している。このエキサイティングな新たな冒険を楽しみにしている」
今回のプラマックの発表により2024年に向けてシートが確定していないドゥカティ陣営のチームは、グレシーニを残すのみとなった。彼らはファビオ・ディ・ジャンアントニオの後任として、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)を起用するのではないかというのが、現在の見方だ。
Jamie Klein