
TKO・木本(東スポWeb)
「ミヤネ屋」のコメンテーターとして知られる読売テレビ・高岡達之解説委員長が6日放送の同局「今田耕司のネタバレMTG」に出演。「TKO」木本武宏の巨額投資トラブルについて解説した。
木本は今月1日に書面を発表。資金を預けたA氏(FX投資)、B氏(不動産投資)とは弁護士を通じて返金交渉を継続中とし、B氏については「解決の方向に向かっています」。一方、A氏の返金計画には納得できず「刑事告訴を視野に動いております」と明かした。
投資話を紹介した芸人らに自ら返金していく意向で、そのためにも芸能活動を継続する意向を示している。また書面発表に先立って、「newsポストセブン」には5時間にわたる木本の独占インタビューが配信された。
高岡氏は「この取材(インタビュー)も、取材をまとめて発表した文書も多分弁護士さんが相談に応じられているんで、詐欺に問われないようにということで、筋が通った説明」と指摘。しかし、「ただ詐欺に問われないようにするために、もう一つの問題を呼んじゃってるように僕は思う」と付け加えた。
木本はなぜ出資者に返金を進めているかについて「騒動が明るみにでて『TKO木本が関与している』と報道される怖さから、事態を早期に終息して世に出ないで欲しいという気持ちから立替返金という形で行いました。私の弱い部分でのプライドを張りすぎて、いい格好のままの自分を見せていたかったというこのような事態になってしまいました」と説明している。
これに高岡氏は「木本さんはお金を実際運用した人と関係ないわけですよね? どうしてその人が、男気、道義的お気持ちがあったとしても、責任もないのに渡したら一般論ですけど贈与税になりますよ。返してもらった方は別に悪くもない人から『男気だから』ってお金もらったら、贈与税の納税義務が発生しますけどね」と首を傾げた。
さらに「もう一つ、『自分が名前を出したことで損害を与えたんだ』と言って、『その損害賠償だ』と言って払ってたら、共犯疑われますよ。当局の側が『なんであなたが共犯でも犯罪者でもないのに返すんですか?』ということにならざるをえなくなる」と分析し、釈然としない様子だった。
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