[19日 ロイター] - 米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは19日、テーマパーク事業への設備投資を今後10年間に計約600億ドルと、ほぼ倍増させると発表した。

米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは19日、テーマパーク事業への設備投資を今後10年間に計約600億ドルと、ほぼ倍増させると発表した。2021年7月撮影(2023年 ロイター/Mario Anzuoni/File Photo)
テーマパーク事業はディズニーにとって安定した収益源となっており、2024年に黒字転換を目指す動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」の赤字を埋めるのに役立っている。
規制当局に提出された文書によると、ディズニーのテーマパーク・エクスペリエンス・商品部門は2017会計年度以降に年率で6%成長しており、直近1年間の営業利益は323億ドルだった。
20年の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による事業の混乱後、ディズニーはテーマパークへの投資を加速してきた
ディズニーによると、ファンでありながら同社のテーマパークを訪れたことがない約7億人の消費者にアピールするための将来の開発用地は世界で計1000エーカーを超えている。
米フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールドの入場者数は減速しているものの、世界にあるディズニーのテーマパークの入場者数は急増している。