「介護脱毛」って何?更年期のVIO脱毛はやるべき?【アンダーヘア脱毛メリット・デメリットを考察】

「介護脱毛」って何?更年期のVIO脱毛はやるべき?【アンダーヘア脱毛メリット・デメリットを考察】

  • ヨガジャーナルオンライン
  • 更新日:2022/08/06
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“健やかで美しい体と心”を手に入れるための最新情報を女性医療ジャーナリストの増田美加がお届けします。

そもそもVIO脱毛って何?

VIOとは、フェムゾーンのVライン(ビキニライン)、Iライン(大陰唇~会陰部周辺)、Oライン(肛門周辺)のこと。VIO全脱毛は、別名ハイジニーナ脱毛とも言われています。ハイジニーナは、衛生・清潔な状態を意味するhygieneに由来しています。

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海外セレブの間では、アンダーヘア処理は男女ともに常識となっていて、ケアしていない人は不衛星と思われることもあるそうです。海外では、ハイジニーナ宣言をしている有名人も少なくありません。最近は日本の芸能人にも増えているそうです。

そもそも私は、フェムゾーンの脱毛に最初は、否定的でした。アンダーヘアは、外陰部の大切なクッションだと思っていましたから。GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)で、外陰部や腟が萎縮気味だと、自転車のサドルが当たるのも痛いのです。アンダーヘアが少しでもクッションになって、直に当たらないことがまだ救いなのではと思っていました。そんな私がVIO脱毛を決意したのは、ある理由からでした。

父の介護経験から将来の自分を考えて

「アンダーヘアは必要」という心境に変化が起きたのは、コロナ禍で、がんで入院していた父を退院させ、在宅医療に切り替えて、介護をして看取ったことからです。看護師さんやヘルパーさんがおしもの世話をするときに、陰毛があると清潔を保つのが大変と、間近で見て実感しました。

また、閉経後の女性の半数以上に起こるGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)の症状(尿もれ、頻尿、痛み、乾燥、かゆみなど)に対しても、もしかしたらアンダーヘアがないほうがいいのかもと思いつきました。GSMの症状で、外陰部と腟の萎縮が進んだことで、乾燥して痛いのは、アンダーヘアが挟まることが増えたから?と気づいたのです。

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アンダーヘアにはどんな役割がある?

大昔は、アンダーヘアによる保温性があったのかもしれませんが、現代では環境や衣服も進化し、アンダーヘアがある意味はなくなっています。脱毛によって、フェムゾーンの皮膚を直接、見ることもできます。たとえば、フェムゾーンには性感染症、パジェット病などの皮膚がん、鼠径部水虫、水イボなどの病気があります。自分のフェムゾーンを見たことがない人は、病気の早期発見のためにもしっかり見ておくことは大切です。

VIO脱毛のメリット、デメリットは?

VIO脱毛のメリットには、見た目の美しさ、清潔・臭い対策、カミソリ負け防止、肌荒れ予防があります。更年期以降は、将来の介護を見据えた身だしなみとしての“介護脱毛”として行なう人も増えてきているといいます。

デメリットは、照射直後に、毛穴の周囲に赤みが出ることがあります。これは30分~1日程度で消失します。体毛の濃い方、じんましん体質の人は、蚊に刺されたように毛穴にブツブツが出ることがありますが、これも半日程度でなくなると言われています。私は2年近く経ちますが、デメリットは今も感じていません。

白髪が増えてしまう前に!

アンダーヘアがあったときは、ランニングや筋トレ、ヨガのとき、ウェアと下着にアンダーヘアが挟まったり擦れたりします。また、GSMのケアとして、外陰部に保湿クリームを塗ったり、腟に人差し指を入れてオイルで腟マッサージをするときにもアンダーヘアが邪魔になります。

VIO脱毛は、アンダーヘアの色が薄く茶色っぽくなっていたり、白髪が増えるとレーザー脱毛ができなくなってしまいます。レーザー脱毛は、黒色にだけ吸収される波長のレーザーを照射します。毛根周囲に存在する毛を作り出す組織(毛乳頭や毛包幹細胞)に、熱によるダメージを与えることで脱毛するのです。白髪が増えてしまう前に、早めに行わねばと思って、私は決心しました。

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VIO脱毛できない人はいるの?

光線過敏症(日光アレルギー)の人、激しい日焼け直後の人、照射を希望する部位に未治療の感染症や炎症がある人、真性ケロイドの人(肥厚性瘢痕は施術可能)、てんかん発作の既往がある人は、施術できない可能性があるとされています。

まず、皮膚科の医師が診察をして、適応の有無を判断します。軽い光線過敏症で湿疹や傷があっても、きちんと治療を受け、肌状態が改善すれば施術はできる可能性もあると言われています。アトピー性皮膚炎は、医師の判断によってレーザー脱毛可能と言われています。心配な場合は、脱毛を行うクリニックのカウンセリングで相談するといいでしょう。

温泉で人の目は気にならない?

「温泉で人に見られたら恥ずかしい」という人もいますが、そういう人は、最初はVラインだけ残してもいいかもしれません。脱毛するのは、いつでもできますから。IとOでまず試してみて、良いと思ったら、Vだけあとで脱毛して、全脱毛にしてもいいと思います。Vを残す場合、オーソドックスな逆三角形や卵型や楕円型など、形を決めます。綺麗にVを残すには、1~2回Vを脱毛して、生えてきたところで形を整えるといいです。水着を着る機会が多い人や下着を楽しみたい人は、面積が少ない細めの形にするといいと思います。

クリニックの医師に聞くと、以前はVを残す人が多かったようですが、今はVIO全脱毛の人が増えていると言います。特に若い世代は、全脱毛派が多数。また、介護脱毛を考える人は、全脱毛を選択します。私はVIO脱毛を決めたときから、Vを残す気持ちはありませんでした。ないほうが綺麗に洗えて清潔で、保湿もしやすいと思ったからです。VIO全脱毛してみると、逆に温泉でボーボーなフェムゾーンに、目がいってしまいます。

VIO全脱毛したことで、常に清潔に保てますし、保湿クリームなどの浸透もよく、お手入れもしやすいです。次回は、クリニックとサロン脱毛の違い、費用、施術準備や施術後のケアについて、紹介します。

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増田美加

増田美加・女性医療ジャーナリスト。予防医療の視点から女性のヘルスケア、エイジングケアの執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、さまざまながん啓発活動を展開。著書に『医者に手抜きされて死なないための 患者力』(講談社)、『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。NPO法人みんなの漢方理事長。NPO法人乳がん画像診断ネットワーク副理事長。NPO法人女性医療ネットワーク理事。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員。新刊『もう我慢しない! おしもの悩み 40代からの女の選択』(オークラ出版)が話題。もう我慢しない! おしもの悩み 40代からの女の選択 | 増田美加 |本 | 通販 | Amazon

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