
乱入し、マサ北宮(左)を挑発した全日本プロレスの宮原健斗
ノア19日の横浜武道館大会に、全日本プロレスの前3冠ヘビー級王者の宮原健斗(34)が乱入した。
宮原が姿を見せたのは、同じ健介オフィス出身の後輩・マサ北宮が稲葉大樹とともに拳王、征矢学組を下し、GHCタッグ王座の初防衛に成功した直後だ。
挑戦者の猛攻をしのぎ、逆転でのV1を喜んでいたところにテーマ曲に乗って登場。ブーイングと健斗コールが起こる中、スーツ姿の宮原はリングに上がるやマイクを手に後輩を「おい!北宮光洋!」と本名で呼び「散々あれだけテメエのことを言って、呼びかけているにもかかわらず、あいさつもなければ、スーツで謝罪することもない。だから優しい先輩が来てやったよ」と先輩風を吹かせた。
21日の東京・大田区総合体育館大会で安齊勇馬、井上凌と組んでノア選抜組と対戦する宮原は、対戦相手のノア選抜として北宮を指名していた。しかし、一向に反応を見せない後輩へのイラ立ちがピークに達したようで「裏でモニターを見ていて知ったんだけど、お前、今、名前違うんだって? マサを名乗るのは100年早いんだよ!」と切り捨て。そして「俺と戦う気があるのか、今ここで決めろ!」と迫った。
これに北宮から「宮原健斗、全日本プロレスと絡んでも何のメリットもない。だが、恥を忍んで後輩の下に駆けつけてくださったな。あさって、俺も行ってやる」と受諾されると、宮原は「メリットがない? そんなこと思っている人、この会場にいないんじゃないか? このスーパースターの俺がお前ごときに絡むんだ。感謝してくれ」と返してにらみ合った。
その後、北宮は岡田欣也、稲村愛輝とともに乗り込むと宣言。さらにGHCタッグ王座に谷口周平、杉浦貴組から挑戦表明を受けて受諾した。
東スポWEB