ディズニーランド、キャストがゲストの「セクハラ発言」に絶句

ディズニーランド、キャストがゲストの「セクハラ発言」に絶句

  • FRONTROW
  • 更新日:2023/03/19
No image

かつてアメリカのディズニーランドでキャラクターとして働いていたキャストが、ゲストによるセクハラ被害を告発。(フロントロウ編集部)

ディズニーランドのキャラクター役のキャストがセクハラ被害に遭う

ディズニーランドの元キャストがゲストにセクハラされたときのことを米掲示板Redditで振り返った。この元キャストの女性は、2019年にカリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーでデールとして働いていたそうで、家族と一緒に来ていた男性(父親)とハグをしたあとにゾッとする言葉を言われたという。

[ 関連記事を読む - ディズニーランド ]

No image

「写真を撮ったあと、彼がハグを求めたのでハグをしました。そこまでは問題なかったのですが、彼は私をぎゅっと抱きしめて離れたあと、子どもの手を握った状態でニヤリとしながらこう言ったんです。『デールの中身が女の子だとは知らなかった』と。そのときは適当にごまかしましたが、衣装の下がどうなっているのかわかるほど強く抱きしめられたことに、強い不快感を覚えました。それ以来、キャラクターとして働くときはバインダー(※)を着用して、コスチューム越しに私の胸を感じることがないようにしました」
※胸を平らにするための専用下着。

じつは、ディズニーランドのキャストがこういった被害に遭うのは残念ながら“あるある”。過去には、プリンセス役のキャストが性犯罪歴のある客から卑猥な行為を受けて泣き出してしまうという事件や、ミッキーマウスやミニーマウス、ドナルドダックといったマスコットの“中の人”として働くキャストたちに対するセクハラ行為が連続で発生したことがある。

キャストが“こんな発言”をしたら助けを求める合図かも!?

キャラクターに扮するキャストには、「いかなる時もそのキャラクターを演じることを全うしなければならない」という鉄の掟があるため、不用意に声を上げるようなことはできない。そのため、キャストのなかには、キャラクターの設定を壊さずにSOSを発していたという人も。

No image

ディズニーランドでシンデレラとして働いていたことがあるというブレアと名乗る女性は、シンデレラの継母の猫である“ルシファーの話”が助けを求める合図だったそうで、「私が突然、ルシファーの話をしはじめたら、スタッフが私をその場から連れ出してくれました。お尻を触られても『やめて』とは言えません。シンデレラはそんなこと言いませんから…。(お尻を触る行為は)当然悪いことですが、私はキャラクターを演じているわけで、子どもの目の前で父親に『お尻を触らないでください』と注意して、子どもたちの体験を台無しにするわけにはいきません」」とポッドキャスト『The Tiny Meat Gang Podcast(原題)』と語った。

かつてティンカーベル役として働いていたという女性もブレアと似たような手法を用いていたそうで、「ドレスの中はどうなってるの?」と聞かれたら、「あなたは私のドレスの中がどうなってるのか知りたいのね?もちろん中にあるのはピクシーダスト(魔法の粉)よ!」、不適切に触られた場合は、「みんな、彼は海賊よ!彼は私がドレスの中に隠し持ってるピクシーダストに触れようとした!」と返すなどして、遠回しに自分の身に何が起きたのか周囲に伝えることでセクハラ客を撃退していたと米掲示板のRedditで明かしている。(フロントロウ編集部)

フロントロウ編集部

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加