「能登の空に再びトキを」馳石川県知事 保護活動に取り組む男性と懇談

「能登の空に再びトキを」馳石川県知事 保護活動に取り組む男性と懇談

  • テレビ金沢NEWS
  • 更新日:2022/06/23
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馳知事は23日、トキ放鳥に向けて長年にわたり保護活動に取り組む羽咋市の村本義雄さんと懇談した。能登の空で再びトキが舞うことを願う村本さんはトキへの思いを改めて語った。県が候補地に手を挙げた能登でのトキ放鳥は、8月上旬をめどに決まる見通しだ。

石川県が国に申請している能登地域でのトキの放鳥。馳知事は、23日、放鳥に向けて長年にわたって保護活動に取り組む羽咋市の男性と懇談した。

馳知事が訪れたのは、羽咋市に5月オープンした国際朱鷺保護交流資料館。

出迎えたのは資料館を作った村本義雄さん97歳。能登での放鳥に向けて意見を聴きたいと知事が、以前から懇談を希望していた男性だ。

村本さんは、昭和31年、羽咋市の眉丈山でトキの生息を証明する写真を撮影した人だ。

その撮影以来、トキを守る活動に没頭したが昭和46年、日本のトキは絶滅する。村本さんは、当時の気持ちを「気力も何もかも夢も何もかも破れてしまった」と話す。

その後、村本さんは、中国で始まった野生のトキの保護活動を自ら募金を集め、支援した。そうした功績も実って1999年、日本でも佐渡で繁殖が始まった。

多くの人にトキを知って欲しい。村本さんは、子どもたちに伝える活動を続けた。

そして2008年。佐渡でのトキの放鳥。その瞬間に村本さんも立ち会った。村本さんは「本当に今までやってきたことが無駄でなかったなと感じた」と話していた。

そんな村本さんがずっと願ってきたのが「能登の空で再びトキが舞うこと」だった。

この日、改めてトキへの思いを語った村本さん。これを受けて馳知事は「放鳥候補地になることは間違いないと思っているがそれが目的ではなく、自然環境を守っていく。まさしくそれは世界農業遺産としての石川県に付加価値を与えることにつながっていくと思う」と述べた。

また、村本さんはトキが生きやすい環境を整えるためにも、県や市によるエサ場作りを求めた。

県が候補地に手を挙げた能登でのトキ放鳥は、8月上旬をめどに決まる見通しだ。

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