
練習を見守るソフトバンク藤本監督
ソフトバンクは23日、ペイペイドームでピックアップ練習を行った。練習後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。
--若手だけではなく中村晃、甲斐も参加した
「調子の悪い選手にはきてもらいました。柳田も中で打っていますよ。ウエートとかもして」
--リフレッシュもかねて
「本当は2試合勝って(21日からのオリックス2連戦で連敗)休みっていいたかった。なかなかそうはうまくいかなかったので」
--では、きのうに練習することを決めた
「練習は決めていましたよ。ベテランとか外国人は休ませようと。調子の悪い人は練習に出てもらうと最初からいっていたので。晃(中村)なんか自分からきたけどね。出ますということで」
--柳田は打率・251だが状態も上向いている
「上向き⁉ あれで上向き? あんな合わせにいっているバッティングで上向きはないでしょ。ヒットをほしがっているのかわからないけど。本人もうごく葛藤していると思いますけどね。今までこんなことなかったと思うし」
--5月下旬から調子は下降気味
「どんどんフォームが小さくなっていますよね。いろんな意見をいったら選手が迷ってしまうということで。打撃コーチにいいますけど」
(続けて)
「今の投手ってさ。阪神の西(勇)なんかも、走者がいなくてもタイミングを外してくる。急にクイックで投げてきたり。それに対してどれだけ対応できるか。バッティングってタイミングだと思うし、タイミング=間(ま)ですから。その間合いがいかに取れているか。柳田も間合いが取れたら打てますから。そこをどういうふうに練習してくか」
--柳田は打撃練習から振りすぎない意識を感じるが
「だから小さくなっているのかなと。トップからボールのところまで正確に丁寧にっていうのもわかるけど。逆に振りすぎないようにって小さくなっているんじゃないかな。それでも芯に当たったらホームランになるから。もうちょっと軸足から打ちにいくというね。足が流れたら(投手が投げた球と)衝突するから。調子の悪い選手はだいたいそうなっている」
(続けて)
「松中も三冠王(2004年、打率・358、44本、120打点)取ったその後に、三冠王のときは僕は解説でしたけど。三冠王のときは根が生えたようにどしっと構えていた。打てなくなるとどんどんフォームが小さくなる。当てたいからフォームから小さくなるのよ。平成の三冠王でもそうなっていたわけだから。柳田もヒットをほしがるから小さくなるんじゃないかなと。城島(会長付特別アドバイザー)もいっていたけど、コマって回っているときは芯が真っすぐでしょ。真っすぐの方がボールとの距離が取れるので」