広中璃梨佳&安藤友香、うれしい初五輪!1万メートル、男子の伊藤達彦も/陸上

広中璃梨佳&安藤友香、うれしい初五輪!1万メートル、男子の伊藤達彦も/陸上

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2021/05/04

陸上・日本選手権1万メートル(3日、静岡スタジアム)東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、女子は広中璃梨佳(20)=日本郵政グループ=が31分11秒75で優勝、安藤友香(27)=ワコール=が31分18秒18で2位。ともに五輪参加標準記録(31分25秒0)を突破して3位以内に入り代表に決まった。男子(タイムレース)は参加標準記録を既に突破していた伊藤達彦(23)=ホンダ=が27分33秒38で制し、代表入り。女子は新谷仁美(33)=積水化学=を含め代表3人が出そろった。男子は相沢晃(23)=旭化成=が決定済みで残り1枠。

トレードマークのピンクの帽子を取り、観衆に向かって頭を下げた。わずか2戦目で五輪切符をつかんだ20歳の広中は、謙虚に1万メートルを走り切った。

「挑戦者として先輩たちの胸を借りて走るんだと戦っていた。切符を取れたことがすごくうれしいです」

この種目は4月の金栗記念で初めて挑戦したばかり。27歳の安藤と一騎打ちとなり、9000メートル手前で仕掛けた。「ラストは自分でいくんだと決めていた」。爽快なスパートでリードを一気に広げ、日本歴代7位の31分11秒75で女王の座を手繰り寄せた。

悔しさが原動力だ。5000メートルで代表入りを狙った昨年12月の日本選手権長距離種目。1歳上の田中希実(豊田自動織機TC)に屈し、2秒足らずの差で切符をつかみ損ねた。

その後は両足底に痛みが出て、目標を見失いかけた時期もあった。1万メートルへの挑戦は「本命」と位置付ける5000メートルに向けたスタミナを養うため。「去年は身構えてしまった。今回はチャレンジできた」。得意種目で狙う2枚目の切符も譲るつもりはない。

長崎商高出身の社会人3年目。マラソン代表の鈴木亜由子(29)に憧れて日本郵政グループの門をたたいた。全日本実業団対抗女子駅伝では2年連続で区間賞に輝いており、鮮やかな成長曲線を描いている。

「ジャパン(のユニホーム)を着て、堂々とした走りを世界で表したい」。ホープの言葉は、その走りと同様に力強い。(鈴木智紘)

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優勝した広中(左)と2位の安藤(右)。二人は競り合いながらハイペースを刻んだ(撮影・桐山弘太)

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