
東京の空の玄関口に、新たな商業施設が来週、全面開業する。
名古屋コーチンの肉と卵をぜいたくに使った、ふわふわとろとろの親子丼に、花をイメージした色鮮やかな化粧筆。
25日、報道陣に公開されたのは、羽田空港の国際線ターミナルに直結する羽田エアポートガーデンの商業エリア。
住友不動産が来週31日に全面開業する。
日本文化の発信をテーマに、インバウンド向けの土産物店や飲食店など、およそ80の店舗が利用客をおもてなしする大型複合施設となる。
こちらは、1905年創業の文具メーカーの直営店。
新たな技術を取り入れ進化を続ける文房具は、海外からの人気も高く、こちらの店舗では売り方にも新しさを取り入れている。
店内には、文房具専用のIoT自動販売機を投入。
消しゴムやノートといった文房具の販売だけでなく、付属のカメラで購入者の情報を取得し、今後、商品開発などに活用することを想定している。
さらにアパレルショップの「アンデ トウキョウ」では、日本ならではのデザインや素材などにこだわった商品をラインアップ。
そのほかにも、キャラクターグッズを取り扱ったショップや、カプセルトイのコーナーなど日本のサブカルチャーの発信にも力を入れている。
住友不動産・村田尚之羽田統括部長「第3ターミナルもかなり人が戻ってきているし、正直、期待感とわくわく感しかない」
新型コロナウイルスの影響で、およそ3年間開業が見送られていた、羽田エアポートガーデン。
インバウンド需要が回復をみせていることから、国内最大級のエアポートホテルに続き、今回の商業エリアのオープンでようやく全面開業となった。
村田羽田統括部長「海外から来た方には、日本文化をすぐに玄関口で味わってほしい。日本の印象が“良くなかった”と言われないように、“日本に来て良かった、また来よう”と思えるような施設にしていきたい」