記録的な大雨から一夜 石川県内各地で復旧作業 交通機関への影響も続く

記録的な大雨から一夜 石川県内各地で復旧作業 交通機関への影響も続く

  • テレビ金沢NEWS
  • 更新日:2022/08/05
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大雨から一夜明け、石川県内各地では、復旧作業が進められている。県にまとめによると、小松市内で2人が低体温症に、また、小松市を中心に33件が床上浸水、219件が床下浸水した。交通機関への影響も続き、9日までJRの特急列車は終日運休の予定だ。

石川県加賀地方を中心とした記録的な大雨から一夜明け、被害のあった地域では復旧作業が進められている。

河川が氾濫した小松市中海町。今回の記録的な大雨で、広い範囲でその爪痕が明らかになってきた。

5日朝、小松市中海町では。道路などに流れ込んだ土砂を取り除く作業が行われていた。

4日、猛烈な雨に見舞われた加賀地方。雨雲レーダーでは明け方にかけて加賀地方を中心に真っ赤な雨雲が。「緊急安全確保」が出された小松市では梯川が氾濫し、広い範囲が水没。

県にまとめによると、市内で2人が低体温症に、また、小松市を中心に33件が床上浸水、219件が床下浸水した。避難所では、不安を募らせる住民の姿も。

住民1人目インタビュー「80年生きているけどあんなのは初めて」

住民2人目「自分や家族の身を守るには非難するのが一番」

大雨から一夜明け、河川の水位は下がったが、道路など一部、冠水しているところもあり、排水の作業が進められていた。小松市中海町では。

松原リポート「午前8時半、氾濫した梯川が近く中海町に来ている、こちらのエリアは、救助ボートでしか入ることができなかったのが、現在水は完全に引いている。今朝から住民が撤去作業に追われている」

土砂は、道路や住宅にまで押し寄せていた。

住民1人目インタビュー「まさか溢れるとは思わなかったんで」「きょうまた暑くなったしね、もう先が思いやられる」

地元で創業50年以上という酒屋では、冷蔵庫はなぎ倒され、多くの商品が水に浸かってしまったという。

店主インタビュー「そのまま水は引いたけれども泥は残って、商品には支障をきたす状況になっている」

また、4日は避難所で過ごしたという女性は。

女性インタビュー「きのうは移動しようかなと思ったときには、こちらとこちらから両方から濁流でびやーっと、避難しようかなと思った途端に来た。すごい流れで全然出られなかった」

自宅の2階に夫と避難していたところを救助隊のボートに助けられたという。

今回、多くの浸水被害があった小松市の梯川。その特徴について、防災工学が専門の金沢工業大学川村國夫教授は流域の狭さを指摘する。

川村教授コメント「(梯川は)非常に流域の狭い川が大きな特徴」「梯川というのは降った雨はすぐに川に流れてくから、川がすぐに水位が上がると」

その一帯に1時間あたりおよそ100ミリの猛烈な雨が降り、短時間で急激に水かさが増したと見られている。降り始めからの雨量は白山市河内で398ミリ、白山市白峰で282.5ミリ、小松で253ミリ。

多くの雨が降った地域では土砂災害に注意が必要だと話す。

川村教授コメント「実質まだ山に水がそれなりに浸透しているために、斜面の土が重いという状況のようで、まだまだちょっとしたきっかけで崩れるという可能性もある。」「雨が終わったから、雨がもう終わったからといってすぐ安心されるのでなくて、この2、3日は気を付けて片付け作業をしていただきたい」

広範囲にわたった今回の大雨。5日朝は白山市でも住民たちが大雨で流されてきた石や砂利などの片づけに汗を流していた。

住民インタビュー「石ゴロゴロ上から流れてくるし、ほんとの土石流だ。初めてだ。びっくりした」

県の災害対策本部会議では馳知事が被災地の復旧に向けた現地調査やボランティアへのサポートなどを指示。

馳知事「県民の人命人命最優先安全安心。これを旨として速やかに対応をしなければいけない。そういう気持ちでいっぱいだ」「現場の市町も情報の共有を県と進めながら、しっかりとした支援を県からも申し上げたいと思うので、そのための見守りや情報連絡をしっかりとやりたいと思う」

一方、観光関係にも大雨の影響が出ている。能美市にある旅館では、地下のボイラー室が冠水し、ロビーも浸水したため営業を取りやめた。

また、兼六園では、大雨の影響で池の水が濁り、木場潟でも水位が上がった。

そして交通機関への影響は5日も続いている。JR北陸線のサンダーバードやしらさぎの特急電車は終日、すべての運転を取りやめた。

みどりの窓口には、切符の払い戻しなどを行う人で長蛇の列ができていた。

また、北陸線の普通列車は、始発から運転を見合わせていたが、金沢・小松間で、この後、午後8時頃から運転を再開するという。

JRによると、8月9日火曜日まで全ての特急列車の運転を終日、取りやめるという。

気象台によると、6日夕方6時までに予想される24時間雨量は、いずれも多い所で加賀で40ミリ、能登で20ミリ。加賀では、5日夜遅くにかけて土砂災害に警戒するよう呼び掛けている。

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