【二所ノ関親方 真眼】若元春が立ち合いで見せた「違う引き出し」

【二所ノ関親方 真眼】若元春が立ち合いで見せた「違う引き出し」

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  • 更新日:2022/09/23

◇大相撲秋場所12日目(2022年9月22日 両国国技館)

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玉鷲(左)の攻めをこらえる若元春(撮影・藤山 由理)

若元春が立ち合いで左前まわしを選択したのは意外でした。左四つの型があるので右から攻めてくると予想していましたが、意表を突く立ち合いで相手得意の右を殺しました。玉鷲もまわしを取れると思って出ましたが、若元春の対応が素晴らしかった。

十両時代は印象が薄かった若元春は入幕後に左四つの型、まわしを取る相撲で素質を開花。前に出る相撲を覚えて、魅力的な力士になりました。圧力があってなんぼの世界。玉鷲戦も前まわしを切られてからの出足が早かったです。若い時から突き押しを一生懸命やってきた努力のたまものと思います。

相手が左四つのイメージを頭に焼き付けているからこそ左の前まわしも取れた。型を持っていることは、相手の出方を予測できるという利点があります。違う引き出しを見せたことで次の玉鷲戦にもアドバンテージを得たことでしょう。まだまだ伸びしろのある力士、今後の成長を予感させる相撲内容でした。(元横綱・稀勢の里)

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