W杯出場圏内に浮上も...日本代表に「Jリーグのクラブより弱い」と酷評

W杯出場圏内に浮上も...日本代表に「Jリーグのクラブより弱い」と酷評

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  • 更新日:2021/11/25
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日本代表の森保一監督(GettyImages)

W杯出場圏内に浮上したサッカー日本代表だが、森保一監督に対する批判の声は高まるばかりだ。

【写真はこちら】大迫、妻も半端ないって!ホームで敗れたオマーンと16日にアウェーで対戦した際は、後半開始から途中出場した代表初選出のMF三笘薫がドリブルで左サイドから積極的に仕掛けると、試合終盤に左サイドを切り裂いた三笘のクロスに、MF伊東純也が合わせて先制。1-0で辛くも逃げ切った。通算成績4勝2敗で勝ち点12の2位に浮上したが、楽観視できる状況ではない。

最終予選の6試合で計5得点。組織で連動した動きが少なく、攻撃のコンビネーションの手数が少ない。選手の個人技に依存しているため単発に終わるので、自陣に引いている相手も守りやすい。森保監督の采配にも疑問が残る。スタメンで固定しているFW大迫勇也は前線でボールを失う場面が多々見られ、左サイドバックのDF長友佑都も攻守にキレを欠き、クロスの精度が低い。背後のスペースを相手に徹底的に狙われているようにも感じた。森保ジャパンの舵取りを担うMF柴崎岳もパスミスが目立ち、精彩を欠いている。

他に能力が高い選手がいないわけではない。代表に招集したJリーグで21得点と独走する横浜F・マリノスのFW前田大然は絶好調で、リーグ制覇を決めた川崎フロンターレで中心選手のMF旗手怜央はボランチも左サイドバックもできる。鹿島アントラーズの点取り屋FW上田綺世もJリーグの動きを見ると状態が良い。3選手はアウェーのベトナム、オマーンの2連戦でベンチ外だった。

元日本代表のOBたちからも、森保監督の采配に疑問の声が噴出している。元日本代表FWの城彰二氏は自身のYouTubeチャンネルで「本当に残念だったのは前田や旗手を招集したにもかかわらず、結局まったく使わなかった。呼ばれた方も厳しいし、送り出したクラブも『これだったらいらないじゃないか』となるし。このへんのバランスを、もう少し考えなければいけないと思います」と指摘。「前田はJで得点ランキングのトップを走っていながら、まったく(試合に)関われない。森保さんが考えることなんで、周りはどうこう言っても変わらないとは思いますけど、競争という部分に関して年齢層が高くなってきているなかで、もっと循環させるべき。若手にチャンスを与えて、ベテランも『負けてられない』となりレベルが上がっていく」と訴えた。

また、元日本代表DFの田中マルクス闘莉王も自身のYouTubeチャンネルで、「いつまでも(コンディションの悪い選手を起用して)我慢してはいけない。代表は我慢する場所ではない」と苦言。「我慢して『調子を取り戻すこの選手は』とやっている監督は今までは成功していない。だから森保監督頑張ってほしい。ちゃんといい選手を使え!それだけです」と訴えた。

日本代表、Jリーグを取材するスポーツ紙記者は「今の日本代表は、J1の上位5,6チームより弱い」と語気を強める。

「戦術面、選手の起用法、交代のカードの切り方…森保監督は全ての面で厳しい。例えば大迫勇也は所属先の神戸ではそれほど低調なパフォーマンスではない。日本代表では1トップで起用されてボールロストが目立ちますが、神戸ではFW武藤嘉紀と連動した動きで相手の守備陣を崩している。それなら日本代表でもFW古橋亨梧と2トップで起用した方が大迫の良さが生きる。長友、柴崎に関しては全盛期のプレーを知っているだけに物足りない。森保監督の信頼が厚いのは分かりますが、心中するのは危険です。起用法に柔軟性がないと控え選手のモチベーションも低下してしまう。W杯出場圏内に浮上しましたが、これから難敵のサウジアラビア、オーストラリアとの戦いを控えている。まだまだいばらの道です」

不安だらけの森保ジャパン。このままで良いのだろうか。(松木歩)

松木歩

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