秋田県内では9月に入りクマによる農作物や人への被害が相次いでいて、各地で警戒が強まっている。このうち北秋田市では、小中学校の通学路でもクマが目撃されていることから、警察や消防が子どもたちの登校を見守った。
北秋田市の綴子小学校周辺の通学路。児童の登校時間に合わせて、警察の交通指導隊や消防の隊員が道路脇に立って見守った。
この通学路では、児童がクマを目撃したほか、ニワトリやクルミが食い荒らされている。
北秋田警察署に2023年に寄せられたクマの目撃情報は約130件で、前年の倍近い数。
下司七虹記者:
「通学路のすぐ横は森になっていて、いつクマと遭遇するか分からない」
学校は児童に、ランドセルに鈴を付けて集団登校するよう呼びかけているほか、クマが目撃された際は保護者にメールで知らせている。
北秋田警察署 地域課・畠山学課長:
「北秋田市で2件の人身事故が発生した。特に子どもたちが人身事故に遭わないように、見守り活動を実施することにした」
見守り活動は9月29日まで実施される。