米共和党の支持者、いまだ半数超が「トランプ再選」を支持

米共和党の支持者、いまだ半数超が「トランプ再選」を支持

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2021/04/08
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米国では共和党支持者の過半数が、大統領選の結果が「盗まれた」というドナルド・トランプ前大統領の根拠のない主張をいまだに信じている。また、今年1月6日に起きたトランプ支持者らによる連邦議会議事堂への襲撃事件を巡る前大統領の「都合の良い解釈」を、約半数が受け入れているという。

ロイターとイプソスが先ごろ実施した世論調査は、共和党に対するトランプの影響力が依然として強いこと、昨年の大統領選とその結果に関するトランプの虚偽の主張が支持者の間に広く定着していることを示すものとなった。

議会襲撃事件は「大部分が非暴力的な抗議活動」だった、または「トランプの印象を悪くしようとする左翼の活動家の仕業」だったと考えている共和党支持者は、およそ半数にのぼっている。また、この事件は「トランプに責任がある」と答えた人は、わずか3割にとどまった(全体では59%が、トランプの責任だと回答)。

一方、この襲撃事件について、「暴力的ではなかったとも、左派が仕組んだとも思わない」と答えたのは、民主党支持層の80%、無党派層の60%にのぼっている。さらに、回答者の60%は、「ジョー・バイデン大統領は公正に行われた選挙で勝利した」と考えている。

だが、共和党支持層の60%は、信頼に足る十分な証拠がないにもかかわらず、「バイデンは投票に広範な不正行為があったために勝利した」とするトランプの主張を信じている。80%はトランプを肯定的にみており、60%が「2024年の大統領に再び出馬すべきだ」と考えている。

調査は3月30~31日に実施。米国の成人1005人から回答を得た。トランプは25日にはFoxニュースの番組に出演。議会への襲撃事件について、「(彼らは)まったく脅威を及ぼしていない」「私たちの国への愛を示した」などと述べている。

共和党支持者の「独自の現実」
米ヴァンダービルト大学のジョン・ギーア教授(政治学)はロイターに対し、「共和党支持者には、自分たちなりの現実がある」「これは非常に大きな問題だ。民主主義には説明責任が必要であり、説明責任には証拠が必要だ」と語っている。

共和党員の中にも、襲撃事件に関連してトランプを弾劾訴追すること、その裁判で有罪の評決を下すことを支持した人たちは多い。ただ、そうした立場を取るミット・ロムニー上院議員(ユタ州)やリズ・チェイニー下院議員(ワイオミング州)などは、党内で厳しく批判され、非難決議案が提出されるなどの事態に追い込まれている。

クイニピアック大学が同じ回答者を対象に行った調査では、選挙不正に関するトランプの主張を信じていた共和党支持者は昨年12月に77%、今年2月には76%だった。また、非営利の調査機関、Rストリート・インスティテュートによると、2月の調査結果では、「昨年の大統領選の結果は無効」と考える共和党員は67%だった。

選挙不正に関するトランプの主張と、右派がそれを支持していることは、共和党議員らによる「投票権を制限するための法案」の提出につながっている。ニューヨーク大学法学部のブレナン司法センターによると、3月24日までに47州で、有権者の投票機会を奪うような内容を含んだ361本の法案が提出されている。

一方、連邦議会では民主党が主導した包括的な選挙改革法案(For the People Act、HR1)が下院を通過した。HR1が上院で可決、成立すれば、各州が投票に関して設ける制限の多くは、無効にできる可能性がある。

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