車検証シールの位置が来年1月に変更

緑の位置が新しい標準位置(画像はMOBY編集部作成)
国土交通省は2022年6月22日、自動車のフロントガラスに貼り付ける車検証シールの標準位置を、運転席から見て右上端に移動させることを明らかにしました。
標準位置を変更した目的としては、運転席から目に入りやすい位置とすることで、車検証シールに記載された有効期限に所有者が気づきやすくし、知らぬ間に失効してしまうことを防ぐためとのことです。
現時点での標準位置

出典:国土交通省
国土交通省が伝えている2022年6月時点での標準位置は以下の通りです。
A:車室内後写鏡を有する自動車はその前方の前面ガラスの上部
B:その他の自動車は運転者席から最も遠い前面ガラスの上部
C:前面ガラスの上部が着色され、外側よりステッカーを確認することができない場合は、確認できる位置まで下方にずらした位置
このように、従来の貼り付け位置はドライバーの目に入りにくい場所にありました。この3つの位置は、「車外から確認しやすいこと」と「運転手の視界を妨げない」ことを踏まえて設定されていました。
ちなみに車検証シールの正式名称は「検査標章」といい、前述した内容は国道交通省が公開している資料「検査登録の仕組み」にて詳しく解説されています。
運転手の視界を妨げるのではという懸念も

色付きガラスで右上端に貼り付けると視界の妨げに?(画像はMOBY編集部作成)
来年からは従来とは全く異なる右上端に変更されます。仮に上画像のCのような状況でも右上端に貼り付けなければならない場合、運転手の視界をかなり遮ってしまうことも懸念されます。
信号を確認する際に邪魔になって危ないのではないか、左ハンドル車は右上端だと意味がない、という声も挙がっています。
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MOBY編集部