独身の頃は思うままに使えた貯金も給与も、結婚すれば夫婦の共有財産。すべての収入を夫婦間で共有すべきだが、中には、配偶者にバレないよう、コツコツと自分だけの貯蓄=へそくりを貯め込んでいるという人も、実は多いのではないだろうか?
モデル百貨はこのほど、20~50代の既婚男女1,000人を対象に「へそくり事情」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。

へそくりの平均額
調査の結果、貯めているへそくりの額は平均で155万7,197円となった。
男女別に見ると、男性は71万3,3767円で、女性平均は144万2,450円と、女性は男性よりも2倍以上多くへそくりを貯めていることがわかった。

既婚者の35%がへそくりをしている
事前調査で20~50代の既婚男女5,000人に、へそくりをしているかどうかを質問。その結果、全体の35%だった。

以下はすべて、「へそくりをしている」と回答した本調査(1,000人)によるデータとなる。
へそくりの目的は男女ではっきりと違いが出る
へそくりの目的は、すべての年代で男性の1位が「趣味・遊興費のため」で、女性の1位が「将来のため・老後の備え」だった。

月々へそくりに回しているお金は男性のほうが多いことに対して、貯まっている額は女性のほうが多いということも、この結果に裏付けられていると考えられる。
女性は、貯めたへそくりをあまり使わずにしっかりと貯めているという事情が見えてきた。
6.5%が配偶者にへそくりがバレた経験あり
配偶者にも内緒にしておきたいはずのへそくり。バレたことがあるかどうか質問したところ、バレたことがあると回答したのは16.5%となった。
バレた時の相手の反応は、「特になし」が大半で、へそくりをしていること自体は暗黙の了解となっている様子がうかがえる。

へそくりの隠し場所はダントツで銀行口座・証券口座
へそくりの隠し場所(置き場所)についての回答は、「銀行口座・証券口座」が圧倒的だった。現金での隠し場所では、タンスに潜ませたり、本の中に挟んで置いたりという古風な回答も。見つかった時のエピソードも紹介している。

<調査概要>
調査対象
事前調査/20~50代の既婚男女5,000人
【内訳:20代1,156人(男544人、女612人)、30代761人(男297人、女464人)、40代1,361人(男694人、女667人)、50代1,722人(男1045人、女677人)】
本調査/事前調査で「へそくりをしている」と回答した1,000人
【内訳:20代143人(男59人、女84人)、30代155人(男65人、女90人)、40代305人(男151人、女154人)、50代397人(男225人、女172人)】
調査地域 :全国
調査期間 :2023年7月27日~8月1日
調査主体 :MoneyGeek編集部
調査委託先:アイブリッジ株式会社
出典元:MoneyGeek
構成/こじへい