ギタリスト・鮎川誠、家族が見た素顔「世界中で、こんなにカッコいい人はいない」

ギタリスト・鮎川誠、家族が見た素顔「世界中で、こんなにカッコいい人はいない」

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  • 更新日:2023/03/19
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舞台あいさつに登場した(左から)寺井到監督 、鮎川知慧子、陽子、唯子、純子【写真:ENCOUNT編集部】

ドキュメンタリー映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』舞台あいさつ

今年1月29日に他界したギタリスト・鮎川誠さんのドキュメンタリー映画『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』の舞台あいさつが19日に都内で行われ、鮎川の長女・陽子さん、次女の純子さん、三女の知慧子さん、孫の唯子さん(次女の娘)、寺井到監督が登壇した。それぞれが鮎川への熱い思いを語った。

本作は、74歳で亡くなった鮎川の音楽漬けの日々とバンド秘話、家族との姿を追う。

陽子さんは「お父さんはずっと最後までロックを貫いた」と言い、鮎川の魅力について「本当に(ギターの)レスポールが世界一似合っていて、本当にカッコいいロッカーだったと思います。世界中で、こんなにカッコいい人はいないんじゃないか」と述べた。

純子さんは「どのシーンも胸がいっぱいになる」とうっすら目に涙を浮かべ、11月23日に新宿LOFTで行われたライブのシーンに触れて「全身全霊でロックしているお父さんの姿が本当にカッコいい。見ていて涙が出てしまいます」とコメント。「まだ、悲しい気持ちとか色々複雑な気持ちがいっぱいあるんですけど、最高な思い出ばっかりなので、それを胸にがんばっていきたいです」と前を向いた。鮎川を取材した寺井監督は「ご家族との関係とか、生き方自体までこんなにカッコいいなんて、取材するまで分かっていなかった。亡くなってから、SNSとかで鮎川さんと検索するたび、ファンの方が皆それぞれ違う思い出を持っているのはビックリしている」と言い、「ファンそれぞれとこんなに対話した人なんて、ほとんどいないのでは。さらに、『ロックをやっていたらカッコいい』ではなくて、『優しいことがカッコいい』という風にしちゃった。そういう姿がカッコよく見える人って、他にいないんじゃないのかな」と賛辞の言葉を並べた。

知慧子さんより、5月2日に下北沢シャングリラで鮎川の追悼ライブを行うことも発表された。

同イベントは、「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」(3月17日より東京・大阪・名古屋・札幌にて順次開催)の舞台あいさつイベントの一環で実施。初日の17日には『東京SWAN 1946』、18日には『オートレーサー森且行』の舞台あいさつが行われた。

ENCOUNT編集部

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