オリックス能見が移籍後初セーブ「腹くくった」球団最年長41歳でセーブ

オリックス能見が移籍後初セーブ「腹くくった」球団最年長41歳でセーブ

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/05/02
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オリックス対ソフトバンク 9回を締めくくった能見(右)は伏見の祝福に笑顔を見せる(撮影・前岡正明)

<オリックス5-4ソフトバンク>◇2日◇京セラドーム大阪

鉄仮面が珍しく、渾身(こんしん)のガッツポーズを決めた。オリックス能見篤史投手兼任コーチ(41)が1点差の9回を締め、移籍後初セーブ。41歳セーブは球団最年長記録となった。捕手伏見との歓喜のハイタッチで、表情が緩んだ。

「9回は僕も(多く)経験しているわけではない。腹をくくって行くしかない」。阪神時代を含め実働17年で通算3セーブ。先発、救援で活躍したが本格的なクローザー経験はない。ベテラン左腕は「場面はどんなところでも。良い働きができたら」と熟練の技を駆使した。同じ球種でも、球速や力感、腕の振りを変えて幻惑。本来、縦振りの腕が、サイドスロー気味の横振り投球でリリースポイントを下げるときもある。

球質、雰囲気、心持ち…。昨オフに戦力外を受けた男には、全く見えない。「僕以外は全員、伸びしろのある選手ばかり。僕は、もうあれですけど」と笑うが、探求心は旺盛だ。あるとき、19歳の紅林に「パ・リーグの打者はスイングが違うよね。まず、どこに目つけをしているの? インコース?」と質問。多くの“取材”とマウンドで得た答えは「(パの打者は)しっかり振ってくる。捉える率が高い」。対策を練り、日々の結果につなげている。

中嶋監督は「ここは一発、能見でいこうかなと。平野(佳)、ヒギンスが帰ってくるまで、能見かもしれません」と“代役守護神”に指名した。能見は球団最年長セーブに「(僕では)夢がないですねぇ」と若手の台頭を願った。今月で42歳。働くオジサンが第一線で輝き続ける。【真柴健】

▼41歳11カ月の能見が今季初セーブ。セーブの最年長記録は14年7月11日斎藤(楽天)の44歳4カ月だが、オリックスでは07年7月7日吉田の40歳7カ月を抜く最年長セーブとなった。能見は阪神時代の昨年11月11日に41歳5カ月でセーブを記録しており、40代になってから2球団でセーブを挙げたのは初めて。

▼伏見が6回に放った1号ソロがプロ野球通算10万5000本目の記念本塁打となった。プロ野球1号は36年5月4日に藤井勇(タイガース)がセネタース戦で野口明から記録したランニング本塁打。2日終了時点の通算本塁打は10万5008本で、内訳は1リーグ時代に2653本、セ・リーグで5万1476本、パ・リーグで5万879本。

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