【J1展望】川崎×名古屋|衝撃の4-0から中4日。天王山“第2戦”で示されるのは王者の貫禄か?リベンジか?

【J1展望】川崎×名古屋|衝撃の4-0から中4日。天王山“第2戦”で示されるのは王者の貫禄か?リベンジか?

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  • 更新日:2021/05/03
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出場停止/川崎=なし 名古屋=なし 

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出場停止/川崎=なし 名古屋=なし 

J1リーグ12節
川崎フロンターレ―名古屋グランパス
5月4日(火)/15:00/等々力陸上競技場

川崎フロンターレ
今季成績(13試合終了時):1位 勝点35 11勝2分0敗 34得点・8失点 リーグトップの得点力を誇る川崎と堅守の名古屋との“矛盾対決”。4月29日に行なわれたリーグ1位、2位との頂上決戦(22節を先行して開催)は周囲の予想を覆す形で、川崎がアウェーで4-0の快勝。王者としての強さを改めて示した。

ACLのスケジュールの都合上、リーグ戦では異例の中4日で迎えるリターンマッチ。川崎にとって今度はサポーターの後押しを受けられるホーム・等々力でのゲームで、名古屋はフィッカデンティ監督が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、前の試合同様にベンチ入りできない状況。本来なら少なからず慢心が生まれるように思える。しかし、常に自分たちにベクトルを向ける集団は、さらなる高みを目指してストイックに準備を進めているのだから恐れ入る。

キャプテンの谷口彰吾は「直接対決へのこだわりは強く持っていますし、こだわらないチームは優勝できません。まだまだ優勝は意識していませんが、直接対決で勝って常に自分たちがリーグを引っ張って独走していく態勢にしたいという気持ちは強いです。だから、そうなれるように次もしっかり戦って勝ちたいと思います」とコメント。

鬼木達監督は「難しい試合になることを想定しながら臨みたいです」と語り、「やるべきことをやるのが自分たちの勝利に近づきます。受けるのではなく仕掛けていく。気持ちが大事になります」と続ける。

スタメンは読み切れない部分はあるが、これまでの傾向を見れば、素晴らしいパフォーマンスだったアウェー・名古屋戦のメンバーをそのまま起用するか。

名古屋は前回のゲームの途中から試した4-3-3を採用する可能性もあるが、「相手を見ながらできるチーム」(谷口)なのが今の川崎の良さである。川崎らしく常に強気で。ライバルに連勝を果たし、指揮官が常々口にする“リーグを引っ張る存在”としてさらなる進化を目指す。

構成●サッカーダイジェスト編集部J1リーグ12節
川崎フロンターレ―名古屋グランパス
5月4日(火)/15:00/等々力陸上競技場

名古屋グランパス
今季成績(13試合終了時):2位 勝点29 9勝2分2敗 16得点・7失点 名古屋にとっては切り替えが大事になる。もっともホームでの“第1戦”は0-4で大敗したからこそ、ある意味、仕切り直しをしやすいのかもしれない。

反省点は数多いようで、そのすべてが集約されていくのが“名古屋らしさの誇示”であり、あらゆる面で川崎のゲームにされてしまったホームでの“第1戦”を、今度はアウェーで名古屋のゲームに塗り替える必要がある。

キーワードは攻めの守備だ。プレスをいなされ、引いても崩されたホームゲームの反省点として、吉田豊は前に出ることを決意する。

「少しでもスペースというか、考える時間を与えると好きなことをできるので。そうさせないために全体でハードなプレッシングをする」

引いて守らないという意味ではなく、ボールホルダーから自由を奪い、川崎が侵入するスペースを消す、というハードワークの所信表明である。プレー強度あっての名古屋のスタイルであることはフィッカデンティ監督(新型コロナウイルスの陽性判定を受けて前回に続いてブルーノ・コンカコーチが指揮を執る予定)も前の試合を控えて宣言していた彼らの強みであり、まずその基本を徹底することから、名古屋は王者へのリベンジを目論む。

緊張感は最大限まで高められ、普段は多弁な稲垣祥もリターンマッチを前に多くを語らず。それだけに「あんな負け方して、悔しさとか、やり返してやろうという気持ちがないわけがない」という言葉は、逆にモチベーションの高さ、覚悟の深さを思い知るようだった。

負けを嫌う名古屋は連敗も嫌う。サッカーの本質に含まれる“闘争”の部分を心身ともに押し出して、勝点をもぎ取るような試合を狙う。

取材・文●今井雄一朗(フリーライター)

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