ゆきぽよ、重盛さと美らの“自作ラップ”が人気。プロ顔負けの動画も

ゆきぽよ、重盛さと美らの“自作ラップ”が人気。プロ顔負けの動画も

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2020/10/18

いま、女性タレントや人気YouTuberがラップを披露するミュージックビデオを続々とYouTubeに投稿しており、その動画が驚異的な再生回数を記録している。

例えばタレントの重盛さと美が今年5月に投稿したラップ動画は、なんと1900万回以上も再生されている。また、アテレコ動画やあるあるネタが人気のYouTuber・ブライアンが今年3月に公開したラップ動画も1000万回以上もの再生回数を記録しているのだ。

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画像はYouTubeチャンネル「重盛さと美」の「重盛さと美feat.友達 TOKYO DRIFT FREESTYLE」より

今回はこのように“非ラッパーのラップ”で、かねてからのファンだけでなくヒップホップ界をも賑わせた3人と、彼らが披露したラップをご紹介する。

◆重盛さと美:完成度の高いDIYミュージックビデオで、新境地に踏み込む

コロナ禍で外出自粛ムードが漂うなか、ヒップホップグループ・TERIYAKI BOYZの楽曲『TOKYO DRIFT』をビートジャックするというチャレンジ「TOKYO DRIFT FREESTYLE」が流行し、国内外の多くのラッパーが参加した。重盛さと美も“非ラッパー”ながら、その流れを受けてラップミュージックビデオを投稿するに至ったようだ。

重盛が5月に公開した「重盛さと美feat.友達 TOKYO DRIFT FREESTYLE」は重盛の友人であるタレント・希帆との共作で、ミュージックビデオは各々の自宅で撮影されたもの。さらに彼女らは「家からでれないDAYSずっとお化粧もしてないです」など、コロナ禍における現況報告とそれによって蓄積されるストレスを取り上げた自作のリリック(ラップの歌詞)を採用している。

その完成度は全てセルフで制作したと思えないほど完成度が高く、投稿するとたちまち話題になった。閉塞的な空間で過ごすもどかしさへの共感以上に、“おバカタレント”のイメージが強かった重盛の新境地が開かれたことの驚きが再生回数に繋がったのだろう。

◆ゆきぽよ:ギャル節全開のリリックで、視聴者の心に眠るギャルを呼び覚ます

現在、バラエティ番組に引っ張りだこのギャル系タレント・ゆきぽよも、自身のYouTubeチャンネルにて今年8月に公開した動画「Boss Bitch (Cover) – Doja Cat / ゆきぽよとSLOTHとレスリー」でラップを披露した。

ミュージックビデオでは、ラッパーのSLOTH(スロース)と専属ヘアメイクのLESLIE(レスリー)が参加しており、各パートはそれぞれが作詞を手掛けている。トラックは、映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のサントラ『Boss bitch』を引用したもので、スタイリングもハーレイ・クインを意識しているようだ。

ゆきぽよのパートは「1,2 1,2 マイクのテストとかやり方知らないゆきぽよです 今も昔もずっとギャルやってる てかラップの仕方これで合ってる?(原文ママ以下同)」というリリックに始まり、「えーゆきは辛味チキンが好き でも男は絶対チキンじゃ無理 イケイケな金持ちで卍が良い けど無理なのは馬鹿な勘違い男」と続く。

ギャル節全開なリリックはしゃべり言葉のように展開されて、リズムに対して言葉がテンポよく敷き詰められている点と、それでいてきちんと韻が踏まれている点を見れば、非常にクオリティが高いように思える。このクセになるリズムとライム(韻)、ギャルを体現したかのような歌詞が不思議な中毒性をもたらしたようで、現在150万回以上再生されている。

◆ブライアン:プロ顔負けの圧倒的な出来栄えでヒップホップ業界震撼させる

最後にご紹介するブライアンは、6秒ほどの短い動画を投稿するサイト『vine』でアテレコ動画やあるあるネタを投稿したことで人気を博し、現在は256万人ものチャンネル登録者がいるYouTuberだ。そういったジャンルの動画でバズり続けてきた背景もあって、もともとモノマネは得意だったようだが、“ラップのマネ”と呼ぶにはあまりに出来が良すぎる動画をアップロードしたことで大きな反響に繋がった。

「日本のラッパーって・・・ 下手じゃね? 真似できない踏み方を見せるぉ」というタイトルのその動画は、「思ったけど、この国ラップの進化だけ遅いよね。ちょっと少しは俺のを参考にして、いいの作ってくださいよ」とのメッセージが投げかけられたその後にラップがスタートする。

のっけからプロの日本語ラッパーたちを煽りだしたことには驚いたが、真に驚くのはその緻密に設計されたリリックだ。素人目から見てもとてつもなくハイセンスな内容で、「こんなワードやライム、どうやって思いつくんだ」、「そしてそれをどうやったらこんなテンポよくリズムに合わせられるんだ」と思わせられる展開ばかりなのだ。

この動画がアップロードされて以降、ラッパーに喧嘩を売るラップ、“beef(ビーフ)”を仕掛けたブライアンに対し、様々なラッパーが「#打倒ブライアン」というハッシュタグを掲げてアンサーを返した。ディスり合いは白熱し、ヒップホップ界は大いに賑わったようだ。

――3つの動画の合計再生回数は3000万回以上にものぼり、それぞれ大きな話題を生んだ。彼らの意外な才能とラップを愛する情熱が、多くの人々に感動と興奮を与えたことは想像に難くない。

<文/二階堂銀河(A4studio)>

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