
グレートマザーが逆転劇で異例の優勝戦進出! 鳴門ボートのヴィーナスシリーズ第22戦「なるちゃんバースデー5周年記念競走」5日目の21日、準優勝戦が行われ、昨年前期で3度のフライングで150日間の出場停止処分を受けていた日高逸子(福岡)が2着で、優勝戦へコマを進めた、3本のフライングを切った選手が復帰初戦で優勝戦に進出するのは、極めて珍しいという。
2日目まで2着、1着、2着と好発進だったが、3日目から強風の悪天候にも悩まされ、ペースダウンしたが、何とか準優勝戦に進出した。この日は大外の6コースからのスタート。1Mを回った時点で5番手とファンからため息が漏れたが、持ち味の粘りとテクニックを見せて3周1Mで一気に2番手に浮上し、ゴール。「優出できてすごく嬉しい」と笑みを浮かべた。
復帰戦の目標は「無事故完走」と謙虚に語っていたが、いきなり優勝も見えてきた。自分の人生を「逆転人生」と口にする女王が、最低ランクのB2級からの再起戦でいきなり“偉業”に王手をかけた。 (田中耕)
西日本スポーツ