国債増発観測による長期金利上昇がドル相場の下支えか 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)

国債増発観測による長期金利上昇がドル相場の下支えか 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)

  • FISCO
  • 更新日:2021/01/13
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株式会社フィスコ

皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、年末年始のマーケットを振り返ってみましょう。

ドル・円は年末前に103円90銭まで買われた後、米国の政治不安を警戒して103円を下回り、1月6日に一時102円59銭まで下落しました。しかし、米国次期大統領が民主党のバイデン氏で正式に確定されたことや、米長期金利の上昇を意識して1月8日の東京市場で一時104円台まで戻しました。

ユーロ・円は、ドイツにおける新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されたものの、米国の政治不安を背景とするユーロ買い・米ドル売りが活発となり、この影響でユーロ円は年明け後に126円05銭から127円49銭まで買われる強含みな展開となりました。英国と欧州連合(EU)との通商合意を意識したユーロ売り・ポンド買いは昨年末で一巡したもようです。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

ドル・円は『伸び悩み』を予想しています。注目されていた1月5日のジョージア州上院議員選は、2議席とも民主党候補が勝利し、大統領職及び上下両院の多数派を民主党が占める「ブルーウェーブ」となりました。バイデン新政権による円滑な政策運営の期待から、『国債増発観測で長期金利は上昇しており、ドル相場の下支え要因となっている』と伝えています。

ユーロ・円については『弱含み』を予想しています。『昨年末からユーロ高・米ドル安が進んでいることから、欧州中央銀行(ECB)当局者はユーロ高について懸念を伝える可能性がある』と伝えています。また、新型コロナウイルスの感染流行による『域内経済の減速を懸念したユーロ売りも見込まれる』と考察する一方で、『米長期金利が下げ渋った場合、ユーロ売り・米ドル買いが優勢となり、ユーロは対円で伸び悩む可能性がある』とも分析しています。

ポンド・円は『もみ合い』を予想しています。『新型コロナウイルス変異種のまん延で広範囲にわたる都市封鎖(ロックダウン)は長期化が見込まれ、経済への影響を懸念したポンド売りが出やすい見通し』と伝えています。ただ、『政府による企業支援などで、ポンド売りを抑制する可能性』や、『原油高を好感したポンド買いが観測されており、この動きが続くことでポンド相場を下支えする可能性』にもふれています。

豪ドル・円は『底堅い展開』を予想しています。『新型コロナウイルス感染の拡大を受けて、英独米日などで行動制限が強化される状況だが、ワクチンの実用化により過度の懸念は後退気味とみられる』と伝えています。米国の上院決選投票結果の影響については、『財政支援やインフラ投資拡大期待から株高となったが、増税への警戒感も根強く、今後の株価動向見極めへ』と分析しています。また『年初からの原油高や豪準備銀行(中央銀行)の早期追加緩和観測の後退は下支えとなる』とみています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子

FISCO

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