
最強寒波の県内への影響をお伝えする。仙台市内でも11センチの雪が降り、スリップ事故や水道の凍結も相次いでいる。
最強寒波の県内への影響をお伝えする。仙台市内でも11センチの雪が降り、スリップ事故や水道の凍結も相次いでいる。
「-7.5℃」。極寒の朝を迎えた仙台市内。
柳瀬洋平アナウンサー
「この寒波で仙台でも、干していたジーンズがこうなりました」
白壁里沙子アナウンサー
「水道のレバーをあげても水が出てきません。水道管が凍結したものとみられます」
仙台駅前では雪が積もる足元を気にしながら歩くの姿が見られた。「ベビーカー押せないのでこの雪だと。2つしか手がないので」「冷たい」
寒さの中でもイヌの散歩をする人も。「すごい寒いです。犬だけは喜んでます」
伊藤有里記者
「仙台市内では道路が白く覆われてしまうほど雪が積もっており、除雪作業に追われています」
午後5時までの24時間に降った雪は、新川で21センチ、駒ノ湯で19センチ、仙台で11センチなどとなり、仙台市の平野部では今シーズン初めて除雪車が出動した。1日で約100台が稼働しているとのこと。
室井孝太記者「走行中の車にはライトがついていていつもより慎重に走行しているように見えます」
スリップ事故は、県警のまとめで25日朝8時まで24時間で11件発生している。
仙台市営バスは25日朝は中心部に向かう路線などで最大90分の遅れが出た。
乗客「15分くらい待ってると思います。こんなに雪降ると思ってなかったので、結構驚いてます」
また仙台空港は全国的な影響で発着合わせ8便が欠航している。
伊藤有里記者
「日本フィギュアスケート発祥の地といわれている五色沼。水面全体に氷が張り、その上にさらに雪が降り積もっている」
室井孝太記者
「広瀬川の河原に来ています。この寒さで川を見ると枯葉と川の表面が凍ってしまっているのが分かります」
25日朝の最低気温は、各地で平年を大幅に下回った。県内でも最も低かったのが栗原市の駒ノ湯で「-12.7℃」となった。
大崎支局・中鉢展之
「濡らしたタオルを振ってみたいと思います。いきます。立ちました。あっという間に氷ります」
川の水も氷り付き、建物の屋根からは大きな氷柱が垂れ下がっていた。
駒の湯周辺は県内有数の豪雪地帯で、住民は雪かきに追われていた。
住民「久々にガツンと冷えたなという感じがしています。普段は凍らない薪ボイラーの給水管が少し凍って朝、あせりました。凍結に加えてホワイトアウトも心配だったので、念のため子どもたちの小学校をお休みさせました」
こちらは仙台市内のホームセンター。
盛朋子アナウンサー
「店頭には除雪用品がずらりと並んでいますが、雪かきスコップなどを求める人が次々と訪れています」
店頭には、雪かき用スコップや雪を押して片づける道具など15種類ほどが並んでいて、急遽買い求める人の姿が多く見られた。
Q「けさ大変でした?」
買い物客「大変でした。凍っちゃうかと思って、準備のために買いました」「雪も降らないしいいかなと思って、粗大ごみで断捨離しちゃったんできょうは慌てて買いに…」
また凍結防止のための融雪剤を買い求める人も。
買い物客「(マンションの)人の出入りの多いところだけは撒くんですよね」
この雪で、県内でも転倒が相次いでいて、消防によると仙台市で60代男性が頭を打ち病院に搬送されるなど18人がけがをしたとのこと。
25日午後、仙台市内の公園では、一面に雪が降り積もった中、スコップやバケツを使いながら雪遊びを楽しむ子どもたちの姿が見られた。
上空の寒気は今週いっぱいは居座る見込みで、26日も朝は-5℃前後まで気温が下がる見込み。
仙台管区気象台は路面や水道の凍結に注意をするよう呼びかけている。