ソフトバンク石川 自己記録更新の白星に詰まった、ネガティブからの成長

ソフトバンク石川 自己記録更新の白星に詰まった、ネガティブからの成長

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2020/10/16
No image

◆オリックス4-9ソフトバンク(15日、京セラドーム大阪)

苦しんだ。満面の笑みではなかった。それでも、石川は登板前のテーマは成し遂げた。「ただ、勝つということだけ」。残り20試合となり、とにかく結果を求めてマウンドに上がった。5回を被安打3、2失点でマウンドを譲りながら、再びチームトップに並ぶ8勝目をつかんだ。

「状態はあまり良くありませんでしたが、何とか粘ることができたと思う。いつも点を取ってくれて、守備でも助けてくれる野手には本当に感謝です」

前回登板の8日西武戦ではメットライフドームの低く感じるマウンドへの適応に苦労した右腕は、「まったく逆」という高く感じる京セラドーム大阪のマウンドにもてこずった。初回先頭、福田への初球がいきなり死球となり出塁を許す。そこから2死満塁とピンチを広げると、T-岡田にも死球を当て先制を許した。前日まで3試合連続零封勝利のチームにとって31イニングぶりの失点となった。

石川は自らをネガティブと自己分析する。「『反省しすぎてしまう』と監督にも言われた。もっと良いところにフォーカスしたい」。2与四球に加え、いずれも左打者に3与死球と投げづらさを見せながらも、右腕は引かなかった。苦しみながらもボールには球威があり長打は許さず、2回以降は打者16人中11人に初球ストライクで攻めた。

そんな姿にバックも応えた。2回からテンポを上げて持ち味を発揮すると、3回は中堅柳田の好捕、4回には右翼栗原が大飛球を懸命に背走してキャッチするファインプレーが飛び出した。9月は好投しながら白星に恵まれず0勝3敗に終わった右腕が、6回に5点の援護をもらった。苦しいときはお互いさまだ。

先発のみでの8勝は、13勝を挙げた2018年の7勝を上回り自己最多。「あまり調子が良くない中で、自分の持っているものをうまく使いながら抑えることができたのは、今後につながっていくと思う」。先発として初めてシーズン完走目前の右腕は、苦しかった投球をポジティブに振り返った。 (鎌田真一郎)

西日本スポーツ

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加