
40歳になった磯山さやか
10月に30代最後の写真集「and more」(講談社)を発売したタレントの磯山さやか(40)。6年ぶりの写真集は「デビュー23周年のグラビア原点回帰」というテーマで、大胆なビキニ姿や大人の魅力が漂うランジェリー姿を披露している。一方、同月23日には、自身のX(旧ツイッター)で、40歳の誕生日を迎えたことを報告。SNSでは「奇跡の40歳 いつまでも可愛い磯山さんでいてください」「同い年の素敵すぎる女性として応援してます」など祝福のコメントが集まった。
磯山といえば、その健康的なビジュアルや親しみやすい人柄に、男性だけでなく女性からも支持されている。10月末に発表されたトーハンの週間ベストセラーでは、同写真集がエンターテイメント第6位にランクインしており、40歳となった今も人気は衰えていないようだ。
「グラビアアイドルの中では“ぽっちゃり”としたスタイルで、人柄もいいことから、以前から、“アンチの少ないグラドル”として有名でした。お笑いコンビのおぎやはぎは以前、番組で『磯山は若い時からオバさんぽかった』『昔からちょっとババくさい感じ』と指摘していましたが、あか抜けていない所が逆にプラスに働いていました。40歳になってもスタイルを維持している点はもちろん、最近では内面の良さが見た目にも表れており、よりかわいさが増しているように見えます」(テレビ情報誌の編集者)

磯山さやか
■コメディエンヌとしても開花
依然として好感度の高い磯山だが、最近では俳優業も評価されている。
「6月に公開された映画『愛のこむらがえり』では、映画監督志望の同棲相手を全力でサポートするヒロイン役で主演。パートナーのために何でもやってしまうというキャラを表情豊かに好演し、コメディエンヌとしての才能を発揮しました。また、昨年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、伊豆に流罪となった北条時政を世話する女性役で大河初出演を果たしています。ワンポイントでの登場でしたが、彼女が持っている明るさや母性が存分に出ていてインパクトを残しました」(同)
最近はドラマや映画でも自身の印象に近い女性を演じているところも親しみにつながっているのかもしれない。また、人として謙虚なところも好感を持たれていそうだ。
故・志村けんさんとバラエティー番組や舞台で長年共演していた磯山だが、2020年に志村さんが亡くなった際、自身のインスタグラムで「教えていただいた事は、一生の宝物です。志村さんには感謝してもしきれないほど、たくさんの経験とご縁をいただきました」と感謝の気持ちをつづりつつ、「2人で撮った写真がないのです」と明かしていた。その理由については、優しく気さくな志村さんだが、「すごい人なんだぞ、あまり慣れすぎないように」と自分なりのルールがあったという。大御所と共演していることにおごることなく、適度な距離感を保つ配慮が見えるところも性格が表れている。

茶髪時代の磯山さやか
■恋愛センスがない?
そんな磯山だが、最新の写真集の発売記念会見では「40歳でいったんグラビアをやるかどうか考えている」と明かしている。SNS上では「グラビア続けて欲しい」「やめないで!」との声もあがるなか、果たして本当にグラビアは卒業となるのか。週刊誌の芸能担当記者は言う。
「以前にも『結婚したらグラビアをやめる』と明かしていて、今でもその考えは変わらないと告白していました。写真集の発売会見で結婚の予定について聞かれると『ないです』と否定する一方、いずれはしたいと思っているようで、これから頑張りたいと意欲をみせていました。過去には野球選手との熱愛騒動が報じられたこともありましたが、過去のバラエティー番組では、30代になって恋愛のセンスがないんだなと諦め、ご隠居みたいな感じになってしまったと告白しています。現在は気になる人がいたときは食事などに誘い、ダメなら次にいけるようになったとも語っているので、40歳をすぎてからの電撃婚の可能性も十分あるでしょう」
芸能評論家の三杉武氏は磯山についてこう述べる。
「磯山さんは若いころから癒やし系の雰囲気で人気を集める一方、バラエティー対応能力の高さから、多くの人気MCから信頼されています。志村けんさんの舞台やコント番組に数多く起用されていたのは広く知られていますが、高田文夫さんやテリー伊藤さんといった他の大御所からも重宝されています。人気ラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』では、松村邦洋さんとともにモノマネを披露することもありますが、高田さんからのムチャぶりにも見事に対応し、中でもフワちゃんのモノマネがかなり似ていると話題になったこともあります。今年6月には劇団東京乾電池の吉橋航也さんとのW主演映画『愛のこむらがえり』が公開されましたが、18年ぶりの映画主演を機に、今後はコメディエンヌとしてもますます存在感を発揮してくれそうです」
まだまだグラビアアイドルしても需要がある磯山。40代になっても続けてほしいと思っているファンはきっと多いことだろう。
(丸山ひろし)
丸山ひろし