【今日の一首】ドトールに行くのをやめて空き時間個室トイレで座って過ごす|僕の不幸を短歌にしてみました(エッセイつき)

【今日の一首】ドトールに行くのをやめて空き時間個室トイレで座って過ごす|僕の不幸を短歌にしてみました(エッセイつき)

  • 幻冬舎plus
  • 更新日:2022/05/14
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たったの(だいたい)31文字で、世界はこんなにも情けなく、こんなにもドラマチックに…!「歌人芸人」によるフリースタイルな短歌とエッセイが、書籍化。評判も上々です!

タイトルは『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』。ぜひ、今日の #不幸短歌 もお楽しみください。​​​​​​

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ドトールに行くのをやめて空き時間個室トイレで座って過ごす

お金の節約をしています。

若い頃はあればあるだけ使っていました。給料日にお金がなくなるならまだいい方。給料日の何日も前にお金が尽きるのが当たり前、という生活をしていました。

しかし30代も後半になり、少しは将来のために貯えをしなければいけないという理由で、最近は節約をしています。

昔は外出をすると、必ずペットボトルの水やお茶などを買っていました。

しかし最近は、水筒にお茶を入れて持ち歩くようにしています。

昔は一駅の距離でも、平気で地下鉄に乗っていました。

今は五駅くらいの距離なら、時間に余裕があれば歩くようになりました。

昔は30分くらいの空き時間があると、喫茶店に入り時間を潰していました。

今は1時間くらいの空き時間なら、公園やショッピングモールの中のベンチで過ごすようになりました。

先日も仕事と仕事の合間に30分ほどの空き時間があったので、どこかのベンチに座ろうと思ったのですが、街中なので公園はありません。

ショッピングモール内のベンチも探したのですが、空いてる場所がありません。

どうしようかと思っていた僕の目に、あるものが飛び込んできました。

トイレです。

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(写真:iStock.com/IrKiev)

個室トイレなら座れるじゃん!

そう思った僕は、トイレにの中の個室トイレに入り座りました。

座れてよかったと思ったのは、最初の1分くらいだったでしょう。

すぐに僕は思います。

さすがにこれはダメだ。

節約とはいえ、こんなことをしていたら、お金以上に大事ななにかを失ってしまう。

そもそも個室トイレは用を足すための人のもので、決して節約のために空き時間に座っていい場所ではない。

そう思い直した僕は、個室トイレを出て、トイレを出ます。

その時、トイレの前の空いたベンチに、おばさんが座るのが見えました。

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岡本雄矢

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