源田壮亮は「未来から来た守備マシーン」たまらんプレーをトクサンTVメンバーが語りつくす/プロ野球が100倍おもしろくなる座談会4

源田壮亮は「未来から来た守備マシーン」たまらんプレーをトクサンTVメンバーが語りつくす/プロ野球が100倍おもしろくなる座談会4

  • ダ・ヴィンチニュース
  • 更新日:2020/10/17

YouTubeのチャンネル登録者数58万人(2020年10月現在)の大人気野球YouTubeチャンネル「トクサンTV【A&R】」。野球に対する確かな知識と理論で、現役プロ野球選手や野球大好き有名人も数多く視聴している同チャンネル。本連載では、そんなトクサンTVメンバーが、プロ野球で活躍する選手のスゴさを語りつくします!第4回は、西武ライオンズ・源田壮亮選手について。

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(C)水森崇史

今、一番うまい野手といえば?

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ライパチ
ここまで、打者、投手、打者という切り口でやってきましたが、今回は野手という視点でやってみましょう。では、今、最高の野手といえば?

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トクサン
埼玉西武ライオンズのショートストップ、源田壮亮選手でしょう!

ライパチ
やっぱり、源田選手はうまい?

トクサン
間違いなく、今、一番だと思うよ。もちろん、球界には多くの名手がいる。でも、そんな人たちでも、アレ? というプレーが稀にある。でも、源田選手には、ほぼないと思う。

ライパチ
確実性?

トクサン
そう言うと、そうなんだけど、もっと中身が深いかな。難しい打球はもちろんある。でも、そこに注目するのではなく、当たり前の打球を、普通に処理するところに、源田選手のスゴさがあると思うんだ。

ライパチ
どこがどうスゴいんですかね。

トクサン
社会人野球時代は、そこまで、優れた印象ではなかったかもしれない。でも、古くから野球界にある、「腰を落として捕れ」みたいな格言を、まったく感じさせない選手になった。手足が妙に長いか、かなり姿勢が立っているようにさえ、見えるんだ。

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アニキ
ああ、昔、よう言われたな。ゴロ捕るときに「腰落とせ!」って。

トクサン
実際には、腰を低くしてボールを捕る場面なんて、少ないんだよ。サードはちょっとあるけど、セカンド、ショートはほぼない。源田選手のプレーは、そんな意味で合理的なんだ。ムダに姿勢を低く崩したりしない。並いるプロの選手たちが、「源田選手がお手本」と言っているからね。

ライパチ
取材したときは、エラーして(打球をこぼして)から、送球する練習もしていましたね。

トクサン
エラーはめったにしないけど、そこからでも、最速で動く練習をしてるんだ。

ムダな動きがなく、プレーの選択が適材適所

アニキ
投手目線で言わせてもらうと、ミスが少ないのは本当に助かる。「打ち取った!」が「えっー?」となるのは、やっぱりキツイ。ミスがないのはスゴいことよ。

トクサン
アウトになるべき打球をアウトにするランキングで、ダントツ1位の選手だね。別の視点で、ヒットをアウトにするランキングを考えると、いろんな選手が出てくると思う。広島東洋カープの菊池涼介選手なんかが、注目されるだろうね。

アニキ
源田選手は東京ヤクルトスワローズで活躍した宮本慎也さんに似たイメージがあるかな。シーズン通して、ほとんどエラーをしない。そんなところがある。

ライパチ
ただし、難しい打球に手を出さないで、ノーエラー、という感じでもないです。

トクサン
プロの野手だからね。難しい打球でもアウトにしてやろうと、必ず行くんだ。そこに行かなきゃ、エラーなんてしない。だから、エラーがあるのが悪いわけじゃない。僕も目指しているのは、そこだね。

アニキ
何もせんかったら、守備機会にもならない。エラーもつかないもんな。

トクサン
アウトをとるためには、打球に向かって、捕って、投げて、という中で余計なことをしている時間はない。相手のベース到達と時間を競い合うもの。そんな意味で、ムダなことをしないのは、守備で大事なことなんだ。

ライパチ
変なところでジャンピングスローとか(笑)。

トクサン
しない。でも、ジャンピングスローじゃないと間に合わないときには、迷わずする。プレーの選択が適材適所なんだ。

源田選手の動作は、すべてがマックススピード!

アニキ
余計なことをしないことは、機能美を生むからな。削ぎ落したものは美しいんよ。源田選手のプレーはそれやな。

ライパチ
じゃあ、源田選手に我々がキャッチフレーズをつけるとすれば?

アニキ
それやん。削ぎ落した美しさ。まあ、ターミネーターみたいなもんよ。ムダな動きをせず、とてつもなく美しい。つまり、源田選手は「未来から来た守備マシーン」!

トクサン
い、言いたいことはわかるよ…。ただ、守備はスピードなんだ。僕の守備の本(『トクサンTVが教える 超守備講座』〈KADOKAWA〉)でも解説してるんだけど、守備は打球に対して、スタートして、アプローチして、捕って、握り替えて、投げる、というそれぞれの動きがある。

ライパチ
動きとしては、それぞれ、方向性も身体の使い方も違いますよね。

トクサン
でも、これらをムダなくスムーズにやると、時間的な余裕も生まれ、捕りにくい打球もとりやすくなる。確実性も上がる。源田選手の守備は、その個々の動きすべてがマックススピード! そして、ていねいで正確。

アニキ
そんなに速い?

トクサン
もうね、ほかが4Gだったら、ひとりだけ5Gくらい速い。

アニキ
それは別格やなあ(笑)。

ライパチ
「打ち取った!」からの「えーっ!」をチームが味わうこともないでしょうね。

トクサン
「打ち取った!」は、常に「はい、アウト」につながるんだ。速いけど雑じゃない。

アニキ
投手には、それが最高やわ(笑)。

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取材・文=新宮 聡(企画室ノーチラス) 写真=松本祐亮 イラスト=水森崇史

ダ・ヴィンチニュース

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