不審者・指名手配犯の目撃情報を共有する“警察公認”の「通報アプリ」が誕生 “別府大学生ひき逃げ死亡事件”をきっかけに開発

不審者・指名手配犯の目撃情報を共有する“警察公認”の「通報アプリ」が誕生 “別府大学生ひき逃げ死亡事件”をきっかけに開発

  • ABEMA TIMES
  • 更新日:2023/09/19
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不審者や指名手配犯などの目撃情報を共有、匿名で警察に通報もできる“通報アプリ”が誕生した。

【映像】テレ朝付近の情報提供画面

スマートフォンの位置情報から不審者などの目撃情報を投稿できる“通報アプリ”「みんなのチカラ -安心な社会や街をつくる」が、Apple StoreならびにGoogle Play ストアで配信開始。アプリを用いることで、不審者情報や目撃情報などが簡単に共有でき、匿名による警察への通報も可能となる。

使い方は、アプリのトップページにある「指名手配」を選択、容疑者の情報をチェックし、目撃地点をタップ。情報を入力して送信する。警察への電話通報も簡単にできる。

「みんなのチカラ」は、開発者が大分県別府市で起きた「大学生ひき逃げ死亡事件」を知ったことがきっかけで作られた。被害者の遺族らとコンタクトを取りながら開発を進めたという。

「大学生ひき逃げ死亡事件」は、2022年6月に大分県別府市で起きたひき逃げ事件。現在全国に指名手配中の八田與一(はった・よいち)容疑者が、赤信号で停車中のバイク2台を時速70km以上のスピードではねて乗っていた大学生1人を死亡、1人を負傷させ、現場から逃走した。八田容疑者は事件から1年以上経った現在も見つかっておらず、警察庁は今月8日付で「重要指名手配」に指定。ひき逃げでは全国初の事案となった。

アプリは、事件を管轄する大分県警と別府警察署も公認。八田容疑者に関する専用ページも公開されている。

「ひき逃げ死亡事件」の遺族と寄り添い続けてきた“リーゼント刑事”こと元徳島県警捜査一課警部の秋山博康氏は、アプリについて「指名手配の捜査を長年やりましたけど、これははじめてです。全国民のご協力によって、実際の逮捕に至ると思います」と期待を口にした。
(『ABEMA的ニュースショー』より)

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