空港に銃を持ち込む搭乗客、記録的な数に 米運輸保安庁トップが警鐘

空港に銃を持ち込む搭乗客、記録的な数に 米運輸保安庁トップが警鐘

  • CNN.co.jp
  • 更新日:2021/10/14
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米国の空港では銃器を持ち込む搭乗客が記録的な数に達している/TSA

(CNN) 米国の空港に銃器を持ち込む搭乗者が、かつてない数に上っていることが分かった。米運輸保安庁(TSA)長官がCNNの取材に対して明らかにし、この事態を「とてつもない問題」だと評した。

警備および法執行当局者は同時に、挑発的な搭乗者が前代未聞の規模で急増している事態にも対処しており、安全な空路の維持を担う組織に負担を強いている。

デービッド・ペコスキー長官はインタビューで、「我々は検査場および機内の双方で、搭乗客による騒動のさらなる増加に直面している。この点でより重要なのは銃器は関わっていないということだ」と指摘した。

TSAの報告によれば、今年10カ月の間、検査場で発見された銃器類は4650点に上り、その大半は装填(そうてん)されていた。この数字は2019年全体での4432点という記録を上回っている。

今年は残り11週となったが、感謝祭やクリスマスの旅行シーズンがまだ控えている。同長官は、押収された武器の点数が、武装する米国人の増加を反映するものと考えていると指摘。

「この国各地では概して、武器を携帯している人々の数が増えていると思う。そしてこの国各地で起こり、我々が目にするものは何でも、我々の検査場に映し出される」と話し、「一搭乗客として、私は銃を所持する別の搭乗客が旅路の同伴者であって欲しくはない」と語った。

さらにTSAによると、これまでにないペースで銃器の発見率が伸びていることも判明。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の最中である20年は航空機の利用者が低迷する中、空港の警備当局者は100万人に約10人の割合で搭乗者から銃を没収していた一方、今年は割合が100万人中11人となった。

発見された銃器の80%超に当たる3900点超は装填されていたという。

多くの人々が再び旅行に目を向け、海外への渡航規制が緩和されつつある中、TSAによって発見された銃器は旅客に不便を掛けることにもつながっている。銃が発見されると検査場に並ぶ列の進行が遅くなり、空港警察の対応を招くことになる。一方で空港当局は空港警察に対して、泥酔したり興奮したりして、飛行中に混乱を引き起こす可能性のある搭乗客に先手を打った対応を取るよう要請している。

こうした問題行動を取る乗客の数もかつてないレベルに達している。米連邦航空局(FAA)は12日、航空機の乗員によって今年報告された事案の件数は、先週の98件を含む4724件に上ると発表。880件超で調査が行われたが、通常の年では約180件の実施にとどまるとしている。

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