
テレビ熊本
津波シェルターや災害支援車などが出展されました。防災や減災に役立つ製品を集めた九州最大規模の展示会が21日から益城町のグランメッセ熊本で始まりました。
体重とテコの原理を利用して災害時も停電を気にせずに開く自動ドアに・・・。
水上で横転しても自動で復帰する機能を備えた『津波シェルター』。
グランメッセ熊本で始まった『先進建設・防災・減災技術フェア』には211の企業や団体が出展。
災害に強いインフラ整備の技術や、危機管理に役立つ製品が並ぶ九州最大規模の防災展示会は21日と22日の2日間でおよそ6000人の来場者を見込んでいます。
こちらの軽トラックは長野県の浄水器メーカーが開発した災害支援車です。
『動く防災倉庫』として炊き出し用の設備や発電機を搭載し、川や池の水を飲料水や
生活用水として供給する大型の浄水器も備えています。
【ミヤサカ工業 宮坂 義政 社長】
「被災地に出向いていくための車いくつかの地域で共有もできる。これからの商品です」
給湯器を使って温かいシャワーも提供できる動く防災倉庫は大型車両が通行できない集落や小規模な避難所での利用を想定し、全国の自治体や企業からの問い合わせも増え始めています。
災害の教訓を生かして進化を続ける防災用品。
企業や地域が災害への備えをあらためて点検する場所とも言えそうです。
この展示会はグランメッセ熊本で22日までです。