
読売テレビニュース
障害のある子どもが通う放課後等デイサービスの施設で利用者に暴行を加えたとして、施設の代表ら3人が逮捕されました。
逮捕されたのは、大阪府吹田市にある放課後等デイサービスの施設「アルプスの森」の代表、宇津慎史容疑者(60)ら3人です。
警察によりますと、宇津容疑者らは今年2月から3月にかけて、施設に通っていた障害のある男子高校生(16)に対し、髪の毛をわしづかみにして床に頭を叩きつけたほか、両手をつかんで引きずり顔を蹴るなどの暴行を繰り返した疑いがもたれています。警察は3人の認否を明らかにしていません。
この施設では、去年、利用者の清水悠生さん(当時13)が、送迎車を降りて施設に入るまでの間に行方不明となり、近くの川で遺体で見つかりました。警察が業務上過失致死の疑いで捜査していたところ、施設内の防犯カメラに3人が男子高校生に暴行を加える様子が映っていたということです。
清水悠生さんの母親
「親の前では本当に子どもをかわいがっているように見えていたし。息子の事故がなければ、他の人も暴行されていることが分からなかったかもしれない。大事な子どもを信じて預けている親の気持ちを踏みにじっているなと思いました。本当に許せない」
警察は、3人が他の利用者にも暴行を加えていたとみて調べています。