嵐を“おじさんイジり”する無敵感...ジャニーズの常識をぶち壊す『ジャにのちゃんねる』の衝撃

嵐を“おじさんイジり”する無敵感...ジャニーズの常識をぶち壊す『ジャにのちゃんねる』の衝撃

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2021/06/10
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一気に日本の芸能人ユーチューバー2位に

芸能人ユーチューバー業界において、なかなかの“真打ち登場”感があったのではないでしょうか。

嵐・二宮和也さんが中心となって立ち上げたYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』のことです。

今年4月8日にチャンネル開設してプレスタートしていた『ジャにのちゃんねる』は、正式スタートした4月25日から4日後にはチャンネル登録者数200万人を突破。執筆日時点(6月9日現在、以下同)で252万人にまで伸びています。

この数字がいかにすごいかは、日本の芸能人ユーチューバー1位の中田敦彦さんの『中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY』が、チャンネル登録者数389万人で、二宮さんらのチャンネルはそれに次ぐ2位に躍り出ていると言えば、おわかりになるでしょう(*『米津玄師』581万人、『ONE OK ROCK』373万人、『TWICE JAPAN OFFICIAL YouTube Channel』370万人などのミュージシャンによる音楽中心チャンネルは除く)。

そこで今回は、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである筆者が、『ジャにのちゃんねる』が最速ブレイクし、大ヒットコンテンツとなった理由を分析していきます。

各グループから精鋭が集結!

ジャニーズの各グループから精鋭が集められた『ジャにのちゃんねる』のメンバーは、嵐・二宮和也さん、KAT-TUN・中丸雄一さん、Hey! Say! JUMP・山田涼介さん、Sexy Zone・菊池風磨さんの4人。

男性アイドル事情に造詣が深いわけでもない筆者でも、なかなかすごいメンツが集まっているなと感じるほどのドリームチーム。ジャニーズファンをはじめとした世の女性たちが、こぞってチャンネル登録したであろうことは想像に難くありません。

実際、現状のチャンネル登録者の大半は女性でしょう。ですが筆者は、ここから先、男性の登録者数も増えてきて、中田敦彦さんを抜いて日本の芸能人ユーチューバー1位のチャンネルに成長する可能性も、充分ありえると思っているのです。

それは、彼らがジャニーズの常識をひっくり返すほどの衝撃映像を、いともあっさりと垂れ流しているから。

例えば5月23日に公開された「#13 ここからは陰キャのターン…!!」の回。

菊池さんにドッキリを仕掛けるための嘘企画「10分 TikTok王決定戦」を行うことになったのですが、その際に平然とこのようなテロップが次々と流れていきます。

「オジクサっ!」
(二宮さんの発言を聞いての菊池さんのセリフ)

「おじさんたちが無言で練習している様子にしばしお付き合いください」
(4人が踊りの練習をしている際の解説)

「めちゃくちゃおじさんだわ」
(練習中の二宮さんを見ての山田さんのセリフ)

そう、ジャニーズ公式のYouTubeチャンネルで、“おじさん”と言い切ってしまっているのです。

山田さんは28歳、菊池さんは26歳ですが、二宮さんと中丸さんはともに37歳ですから、確かに一般的に言えば中年男性ではあります。しかし、ジャニーズタレントはそういった一般人の枠におさまらず、30代でも第一線のトップアイドルであるはず。

これまでも知命の50歳となっているTOKIO・城島茂さんなどは、ジャニーズ内でも別枠的な扱いでおじさんイジりをされることもありましたが、今回おじさんイジりをされたのは天下の嵐・二宮さん。しかも第三者が介入していないジャニーズ公式のチャンネルが、堂々とそれを世界に発信しているわけです。

このあけすけでタブーなしのノリは、同じ男性から見て好印象。へんに気取ってないため、いい意味で“近所のあんちゃん”的で、親近感が沸いてくるのです。このノリが浸透していけば男性ファンの開拓もでき、チャンネル登録者はもう一段階も二段階も増えていくかもしれません。

おじさんイジりが可能になった理由

おじさんイジりが平然と行われる『ジャにのちゃんねる』。

仲の良い先輩・後輩同士のコミュニケーションですから、そういったイジりが行われること自体は、そこまでの驚きはありません。何が凄いかと言うと、そのイジりシーンが編集でカットされることなく、むしろわざわざテロップで強調されていることにあると思うのです。

こういったタブーなしの編集が行われているのにも、れっきとした理由があります。

それは公開されているほとんど全ての動画編集を、中丸さんが担当しているからなんです。今後、中丸さん以外の編集専門のスタッフが加わる予定のようですが、5月中旬の段階でもメインの編集マンは中丸さんであることが、本人の口から明かされています。

中丸さんと二宮さんは昔から気が置けない友人関係だったそうで、中丸さんから見れば山田さんと菊池さんはかわいい後輩ですから、こちらも気遣い不要。つまり、編集作業における実質的なトップを中丸さんが担っていることで、ジャニーズの常識をぶち壊す演出が可能になっているわけです。

少々粗い編集が目につくので、プロと比べると中丸さんの編集スキルは高くないように感じます。作品としてみると、ともすれば安っぽいと思えてしまうクオリティですが、それは周囲の“オトナ”たちを極力介入させていない証拠とも言えるでしょう。また、メンバーの手作り感があると言えますし、もはやそれも『ジャにのちゃんねる』の味。

とにもかくにも、二宮さんをはじめとしたメンバー全員が、本当に楽しんで参加していることがわかるため、そういったビジネス臭を感じさせない雰囲気も、男性ファン獲得に一役買うのではないかと思うのです。

念を押しておきますが、『ジャにのちゃんねる』はジャニーズ公式のYouTubeチャンネル。ジャニーズ公式が嵐のおじさんイジりをしているというのは、やはり衝撃的です。

辞めジャニたちを一瞬で抜き去った

ここで『ジャにのちゃんねる』と競合するであろうYouTubeチャンネルと比較してみたいと思います。

ジャニーズ公式のYouTubeチャンネルは、他にはチャンネル登録者数147万人の『ジャニーズJr.チャンネル』、124万人の『SixTONES』、120万人の『Snow Man』など。これらのチャンネルでは出演するジャニーズタレントたちが、いわゆる“ユーチューバーっぽい企画”にも挑戦しています。

昨年1月にCDデビューした『SixTONES』と『Snow Man』という、勢いに乗っている2組のチャンネル登録者数を、一瞬で抜き去りダブルスコアを達成しているあたりは、さすがに先輩の貫禄を見せつけたと言えるでしょう。

では、ジャニーズ退所組のYouTubeチャンネルはどうでしょうか。

元NEWS・手越祐也さんの『手越祐也チャンネル』は168万人、元SMAP・草彅剛さんの『ユーチューバー 草彅チャンネル』は109万人、元KAT-TUN・赤西仁さんと元関ジャニ∞・錦戸亮さんの『NO GOOD TV』は72万人。

手越さんは、退所後はほぼテレビへの出演がなく、約1年前から始めたユーチューバー活動が本業となっています。単独で169万人という数字は立派ではあるものの、『ジャにのちゃんねる』には太刀打ちできず。

草彅さんは大河ドラマに主要キャストとして出演中で俳優業がメインですが、元後輩の嵐たちのチャンネルに瞬く間に抜かれてしまった形に。

昨年4月に『NO GOOD TV』を立ち上げた赤西さんと錦戸さんは、同世代の俳優仲間とのコラボといったキラーコンテンツを持っています。カッコよさ、オシャレさを意識したチャンネルとなっていますが、『ジャにのちゃんねる』がトリプルスコア以上で圧勝。

『ジャにのちゃんねる』のメンバー4人は、そこまでジャニーズ退所組のYouTubeチャンネルを意識してないでしょうが、結果的に現役ジャニーズの面目躍如と言える結果を叩き出しています。

ユルさ、適当さ、悪ふざけ感が『ジャにのちゃんねる』の魅力ですが、やはりジャニーズのタブーをものともせず、おじさんイジりまでサクッと踏み込むことができるのが、最大のストロングポイントのように感じます。

しかし、4月25日に本格スタートし、4日後の4月29日にはチャンネル登録者数200万人を突破していましたが、5月10日時点で237万人、5月23日時点で245万人、6月7日時点で251万人という推移。スタートダッシュは決めたものの、ここ最近のチャンネル登録者数の増加率はスローペースになっているのです。

これまでの『ジャにのちゃんねる』も充分、従来のジャニーズの既成概念に縛られない破壊力がありましたが、今後、『中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY』に追い抜き・追い越すためには、さらなる改革が必要なのかもしれません。

――今でこそジャニーズ公式のYouTubeチャンネルは多数ありますが、そもそもジャニーズはネット進出にかなり保守的だったことで有名でした。『ジャにのちゃんねる』はそんなジャニーズのあらゆる歴史を変えていくポテンシャルを秘めていると感じますので、さらなるブレイクスルーを見せつけ、芸能人ユーチューバー1位を目指してもらいたいものです。

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