ヴィッセル神戸、好調セレッソ大阪と対戦 イニエスタ・大迫ら強烈な個の能力いかせるか 課題は前半の戦い

ヴィッセル神戸、好調セレッソ大阪と対戦 イニエスタ・大迫ら強烈な個の能力いかせるか 課題は前半の戦い

  • ラジオ関西
  • 更新日:2022/08/06

サッカー・J1のヴィッセル神戸は6日、明治安田生命J1リーグ第24節で、セレッソ大阪と対戦する。会場はアウェイのヨドコウ桜スタジアム(大阪市東住吉区)、キックオフ予定は午後7時。

【音声】ヴィッセル神戸、J1第24節セレッソ大阪戦 マッチプレビュー

7月30日のJ1第23節柏レイソル戦で0-1と敗れ、順位が17位となったヴィッセルは、勝点21で再びJ2降格圏内に。また、中3日で臨んだ3日のJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦ではアビスパ福岡にホームで1-2とされ、苦しい状況でアウェイでの第2戦に向かうことになった。悔しい結果が続いたなか、今回のリーグ戦で再起を図ることになる。

それでもJ1では下位も混戦模様で、勝てば一気に順位を上げられる位置にいる。リーグカップ戦でも試合終了間際のFW大迫勇也選手のゴールで一矢を報いて、逆転でのベスト4入りに望みをつないだ。どの試合も、とにかく勝たなければいけない状況に変わりないヴィッセルは、目先の敗戦に落ち込んでいる暇はない。

ただし、セレッソは、J1で暫定4位と好位置につけている強敵。ヴィッセル同様、今夏は勝利を積み重ね、7月はJ1で3勝2分け無敗と好調だ。その大きな要因は、J1のなかでも屈指といえる総合力にある。主軸となるMF清武弘嗣選手が負傷離脱、今年チームのエースナンバー「8」をつけていたMF乾貴士選手の途中退団(清水へ加入)などがあったなかでも、新たにチャンスを得た選手たちが躍動。5月度J1月間MVPを受賞したDF毎熊晟矢選手をはじめ近年J2クラブから補強した個人昇格組を中心に、全体が献身的にチームのためにハードワークする姿が際立つ。

ヴィッセルの吉田孝行監督も「それぞれのポジションのバランスも良く、組織としての攻守のバランスも良い。相手の出方によってどこを狙うかなど、すごくシンプルに決めている印象がある。堅守からの速攻も整理されていて、そこがかなりいいのかなと思う」と上位争い中の相手をそのように分析する。

その強固な組織を攻め崩すためにも、ヴィッセルとしては個々の高い能力で対抗したいところ。そして、チームには明るい話題もある。スペインに一時帰国していたMFアンドレス・イニエスタ選手が再来日し、ルヴァンカップ福岡戦で途中出場。左サイドのMF汰木康也選手との連係で攻撃にリズムを与えるなど、その存在感はやはり絶大だ。さらに、今夏の新戦力であるMF小林祐希選手とMF飯野七星選手がルヴァンカップ福岡戦で加入後初のフル出場を果たし、小林祐希選手は柏戦に続いてラストパスなどで見せ場を作れば、飯野選手は得点につながる右クロスで好アシスト。ターゲットマンでもある長身FWステファン・ムゴシャ選手を含めて、試合を重ねてチームになじみ徐々に持ち味を発揮し始めているだけに、今後の戦いでも彼らの特長をさらにいかして、攻撃に厚みを増したい。

試合では特にサイドの攻防も見どころ。セレッソの攻撃の核を担う1人、左サイドバックを務めるDF山中亮輔選手には、前回の対戦でも絶妙のアーリークロスでFW加藤陸次樹選手のヘディングでのゴールを導かれているだけに、そこをいかに抑え込みつつ、逆にその背後をとっていけるかは、ヴィッセル勝利のための重要なタスクになる。そのほかにも右には毎熊選手やDF松田陸選手、左にはMF為田大貴選手やガンバ大阪との大阪ダービーで決勝点を決めた快速FWジェアン・パトリッキ選手など、セレッソには特長を持ったサイドの選手がそろっているだけに、そこに相対する汰木選手、飯野選手やDF酒井高徳選手、DF初瀬亮選手らへかかる期待も大きい。

さらに今回のセレッソ戦では、また1人、新戦力のデビューが見込まれる。ブラジルの強豪クラブ、CRフラメンゴから期限付き移籍加入したDFマテウス・トゥーレル選手だ。「パワー、スピード、戦う気持ち」を武器とする長身センターバックは、来日して間もないものの、早くも臨戦態勢は整っている。「今から本当にワクワクしている。あとは監督の判断だが、もし出るチャンスがあれば、しっかりとチームのために戦いたい」という新15番がディフェンスラインでどのようなプレーを見せてくれるかも注目だ。

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DFマテウス・トゥーレル選手 「(Jリーグを)何試合か見た中で感じるのは、スピーディーな展開だなと思うし、どの選手も非常にタフに走る。球際もしっかりバトルするサッカーをするので、そういうところは自分に向いていると思う」 (C)VISSEL KOBE

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DFマテウス・トゥーレル選手 (C)VISSEL KOBE

「とにかく今は、後ろが少しでも失点のリスクを減らしながら、前が得点につなげれるような、90分間の戦い方のプランニングが大事かなと思う。欲をかかないことが大事」というのは、GK飯倉大樹選手。最近の試合では特に前半の戦いに課題があったヴィッセルとしては、いかに前半を乗り切り、後半につなげるかもポイントになるだろう。セレッソは今シーズン、前半にリードすれば6勝2分け1敗と強さを発揮。だからこそ、これまでの反省も踏まえ、最初の45分を我慢強く戦いたいところ。そして、後半勝負に持ち込んで今夏絶好調のストライカー、大迫選手のゴールなどで活路を開きたい。

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GK飯倉大樹選手 「勝っていた時のコンパクトさだったり、チーム全体の幅というのは守備のときは意識したい」 (C)VISSEL KOBE

これまで2勝2分けと負けのないヨドコウ桜スタジアム(旧:キンチョウスタジアム)では、2011年と2012年に当時、現役だったFW吉田孝行選手(現、監督)が2年連続先制ゴールを決めてチームを勝利に導いた。昨年はFW古橋亨梧選手(セルティック/スコットランド)が移籍前ラストマッチでゴールを決めた。今回もクリムゾンレッドにとっての名シーンと勝利が見られることを願ってやまない。

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吉田孝行監督 (ルヴァンカップ福岡戦の最後のゴールは明るい材料になったと思うが?)「あの苦しい時間帯でも、飯野はあれだけのドリブルのパワーを出せるし、最後、サコ(大迫勇也)の気迫のこもったヘディングというのはチームにとっては本当にプラス。でも彼らだけでなく、みんながああいうサコみたいなメンタリティーをもって、『自分が点を取ってやるんだ』という気持ちを持ってやってほしいなと思う」 (C)VISSEL KOBE

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