
日本代表MF/FW三笘薫が活躍中のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン(ブライトン)。
現在はNikeのユニフォームを着てプレミアリーグを戦うが、かつて下部リーグ時代にはイタリアのブランドerreaのユニフォームとともにプレミア昇格を目指して奮闘していた。
そのerrea時代のユニフォームの復刻レトロ版がクラブ公式などで販売中だが、なんと現在でもカルト的な人気を誇る「ブラックSKINT」がまだ買えるのだ!
そこで、コアなブライトンサポーターとマニアックなユニフォームファンにとって“伝説”の一着をご紹介しよう。
Brighton & Hove Albion 2002-03 Away Retro Jersey

ブライトン Score Draw 2002-03 アウェイ レトロユニフォーム
プレミアリーグの下に位置するディヴィジョン1(現チャンピオンシップ)を戦っていた2002-03シーズンのアウェイユニフォーム。これはレトロ復刻ユニフォームを専門とするScore Drawが手掛けている。
エンブレム上に当時のサプライヤーerreaのロゴが無い点を除いては、ほぼオリジナルのデザインを“完コピ”だ。

当時のブライトンのユニフォームといえば、胸スポンサー「SKINT」が象徴的。このロゴの存在が現在でも高い人気の理由の一つである。
「SKINT」はホームタウンのブライトン・アンド・ホヴを拠点とする音楽レーベル。ダンスミュージック系がメインで、このレーベルと言えばFatboy Slim(ファットボーイ・スリム)が世界的に有名なミュージシャンだ。
この人気ロゴを付けた実際のブラックユニフォームとは、どのような感じだったのだろうか。威圧感がすごい当時のユニフォームを見てみよう。

こちらが2002-03シーズン当時のアウェイユニフォーム。漆黒に「SKINT」がシビれる伝説の一着だ。
昔はブラックといえばレフェリージャージの色。ブラックがユニフォームが使われ始めたのは90年代末期や2000年あたりからで、まだまだ採用するチームが少なかった時代にブライトンはこの色を取り入れている。

屈強な選手が着るとこのような感じに!威圧的でちょっと魔王感すらある。
現在でもカルトな人気のこのユニフォーム。海外ではコンディションの悪い古着でもかなりの高額で取引されるほどマニアにとってはお宝の一着だ。
ちなみにブライトンは、全24チームで戦った02-03シーズンのディヴィジョン1を23位で終えて3部(ディヴィジョン2)に降格となった。
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ブルーを基調にレッドのアウトラインが特徴的な当時のエンブレムは、2000年から2011年まで使用。“ブラックSKINT”のようにキットカラーに合わせて色を変えたこともある。ブライトンでは少数派の盾形デザインだ。
今回ご紹介したレトロ復刻ユニフォームは、ブライトンのクラブ公式オンラインストアで販売中。ただ、人気のユニフォームのため需要の多いサイズはほぼ売り切れとなってしまっている。

今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!