陸自、過去最大規模の演習始まる 10万人参加、中国念頭か

陸自、過去最大規模の演習始まる 10万人参加、中国念頭か

  • 毎日新聞
  • 更新日:2021/09/15
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防衛省=東京都新宿区で、小川昌宏撮影

緊急時の迅速な出動に備えた陸上自衛隊の大規模演習が15日に始まった。約10万人が参加し、11月末まで実施する。全部隊を対象とした演習は1993年以来で過去最大規模という。出動先は九州各地の演習場や駐屯地としており、海洋進出を強める中国を念頭に置いたとみられる。

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部隊を広域的に展開する成否は、機動力や輸送力が鍵とされている。陸自によると、部隊や装備品をより迅速に遠方へ投入するため、戦車などの装備品や弾薬、食料を九州各地に運ぶなどして、運用上の課題を洗い出す。

期間中は、実際に北海道や東北、四国などを中心に約1万2000人の隊員たちが九州各地に入る予定という。陸自の車両やヘリコプターだけでなく、海上自衛隊と在日米軍の輸送艦艇、民間フェリーや鉄道も活用する方針だ。

長距離移動を行わない部隊でも、トラックに物資を積み込むなどの手順を確かめたり、携行する装備品の手入れをしたりする。初日のこの日は、さっそく各地の部隊で作戦会議や積み込み作業が行われた。

陸自幹部は訓練の意義について「より迅速により多くの部隊を必要な地域に展開することは、抑止力の重要なポイントになる」と説明している。【松浦吉剛】

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