ストレスを受けたとき、絶対にやってはいけない「最悪の発散法」

ストレスを受けたとき、絶対にやってはいけない「最悪の発散法」

  • まぐまぐニュース!
  • 更新日:2023/11/21
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ストレス社会ともいわれる現代、うまく付き合っていかないと心も疲れてしまいますよね。そこで、今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、最高のストレス発散法を紹介しています。

最高のストレス発散法と、最悪のストレス発散法

最悪のストレス発散法

まず1つ目に、「抑圧」という心理作用があります。

これは、ストレスがたまったとき「とにかくガマンする」ことを指します。

これを繰り返していると、人はどんどん気持ちが落ち込んでしまいます。

そして行き過ぎた抑圧の結果、うつ病などの精神疾患を発症する場合もあります。

よって、ストレスを抑圧し過ぎるのは良いことではありません。

では「抑圧」しない場合の行動について見ていきましょう。

これが2つ目、「置き換え」です。

これはまさに、ジャイアンにいじめられたスネ夫がのび太をいじめる構図と同じです。

ストレスを感じたときに「他の人を攻撃対象にする」という方法です。

上司にイヤミを言われた中間管理職が、自分の部下にイヤミを言うのも、「置き換え」です。

しかしながら、この方法では別の人を攻撃することになり、あちこちで人間関係がどんどん悪くなります。

では、「モノに当たって発散すれば良いのか」というと、それも違います。

実は、ストレスを抱えた人が物を殴ると、気持ちを発散できるのかを調べた実心理学実験があります。

すると、ものを殴った人は全く気持ちを発散できておらず、かえって攻撃的な気持ちやストレスがより高まったという結果になりました。

攻撃的な気持ちやストレスを物や人にぶつけて発散しても、実はあまり意味がないのです。

ストレスを受けたらこうしろ!最高の発散法

では抑圧でも、置き換えでもない行動を取るにはどうすれば良いでしょうか。

僕は、次の2つの方法を提案します。

◆人に話すこと

1つ目は言語化です。

「こんな大変なことがあったんだ」

「とてもツラかったんだ」

と人に話して、出来事や自分の気持ちを言葉にすることです。

攻撃心をそのまま誰かにぶつけるのではなく、言語化することによって気持ちがリラックスします。

また、心を整理することもできます。

もし人に話したくなければ、日記を書くのも良いでしょう。

いずれにしても、言葉にすることが何より重要です。

◆「成長」で発散すること

例えば上司にムカつくことを言われたとします。

このとき、次のように考えてみるんです。

「上司を見返すくらい出世してやる!そのためにこの仕事をがんばろう」

「会社でストレスを受けているから、副業をしてやる!」

「転職してやる!そのためにはこの資格の勉強をしよう」

このように、自分が成長する方向に怒りをぶつけていきましょう。

というのも、少年マンガやヒーローマンガでは、キャラクターたちはストレスを基に成長します。

主人公が強い敵にやられてしまい

「負けるもんか!」

と頑張って強くなり、敵を倒すというストーリーは、誰の心にも響くものです。

しかし最初から主人公が強すぎて、誰も敵がいなかったり、ストレスゼロのまま敵を倒し続けるというストーリーなら、どうでしょうか。

まったく面白くもなく、人気作品になる可能性は低いでしょう。

「ストレスを受け、成長する」

実はこれが、一番良いストレスの解消法になるのではないでしょうか。

というわけで以上2点を是非覚えておいてくださいね。

少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

image by:Shutterstock.com

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