『スッキリ』外出自粛を呼びかけた後のコーナーに波紋 「矛盾を感じる」

『スッキリ』外出自粛を呼びかけた後のコーナーに波紋 「矛盾を感じる」

  • しらべぇ
  • 更新日:2021/05/03
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緊急事態宣言下での外出自粛が呼びかけられている中、それでも不要不急の外出をする人々が問題視されている現状。そうした中、3日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)の旅企画が波紋を広げている。

■外出する若者たち

番組では、渋滞や行列ができている各地の様子を放送。東京都が、外出する10〜20代の若者を中心に実施したアンケートによれば、「マスクをしているから大丈夫だと思う」「皆も外出しているようだから」との理由で外出している若者たちが多かったという。

関西学院大学の一言英文准教授は、外出を控えようと思っていても周囲の様子をうかがって外に出てしまう心理状態「多元的無知」が働いていると分析する。

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■「コロナにかかった人がいない」で外出

また、東洋大学の桐生正幸教授は、自分に都合のいい情報だけを信じてしまう「確証バイアス」で行動してしまうケースがあると指摘。実際に番組インタビューでも、「周りにコロナにかかった人がいない」「外出している人の周りで死者が出ていない」と話す若者がみられた。

ちなみに、しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女3,140名に調査した記事では、全体の15.4%が「自分は新型コロナウイルスに感染しない自信がある」と回答。性年代別で比較すると、男性は20代、女性は10代がもっとも高い結果になっており、若者の割合が高いのが特徴だ。

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こうした若者の実態に、MCの加藤浩次は「なんか我々も毎朝やってるけどさ、考えさせられる」と、外出する人々について報道することによって、むしろ外出をうながしているのではないかと疑問。効果的な外出自粛の呼びかけの方法を議論した。

■加藤の旅企画が波紋

しかし、その後に放送された、加藤とサカナクションの山口一郎の小樽ふたり旅企画が波紋を広げている。同じ北海道小樽出身のふたりが地元に帰省する内容で、旅の食事シーンではアクリル板やマスクをせずに向かい合ってトークするふたりの様子が流れた。

先ほどまでは不要不急の外出を呼びかけていた特集だけに、SNS上では「矛盾を感じる」「本人たちが旅行とかしてたら説得力に欠ける」「あんな楽しそうにされたら外出したくなる」「モヤモヤする」と疑問の声が続出。番組への批判の声も相次いでいる。

■「我慢」が大切な今だからこそ…

直前のコーナーでは、著名人たちが情報発信することの重要性や、身近な存在の人たちがポジティブな情報を伝えることが、外出を自粛させるための呼びかけとして有効だとして紹介していた。

皆が不満を抱きながら、我慢を強いられているコロナ禍の今。視聴者から「見てる人は外出我慢してるのに…」の声があがっているが、情報を発信するメディアの姿勢も問われているのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一

【調査概要】方法:インターネットリサーチ「Qzoo」調査期間:2020年12月11日~2020年12月18日
対象:全国10代~60代の男女3140名(有効回答数)

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