
三好市山城町で21日、雑穀の一種であるタカキビを使ってほうき作りを体験する催しが開かれた。催しは三好ジオパーク構想推進協議会が企画したもので、参加者はつるぎ町でとれたタカキビを丁寧に編み込みながら、約1時間ほどでほうきを完成させていた。
徳島県三好市山城町で21日、雑穀の一種であるタカキビを使ってほうき作りを体験する催しが開かれました。
タカキビは山間部の傾斜地集落で古くから栽培されてきた雑穀のひとつで、食用としてだけでなく茎や穂の部分はその硬い性質を利用してほうきの材料として活用されます。
この日の催しはこのタカキビを使ったほうき作りを通じて、傾斜地での暮らしや文化を知ってもらおうと三好ジオパーク構想推進協議会が企画しました。
参加者は、つるぎ町でとれたタカキビを丁寧に編み込みながら、約1時間ほどでほうきを完成させました。
(参加者)
「何とか完成したんで嬉しいなと。タカキビはどうやって作るのか、どこで作ってるのか、そういうところに興味を持ってもらえたら」
こうした「にし阿波の傾斜地農耕システム」は国連の食糧農業機関が認める「世界農業遺産」に認定されています。