ボクシング 中谷潤人の次戦は来年、バンタム級に昇級して世界3階級制覇を目指すことが有力 「すぐに上げていきたいという気持ちも強くある」

ボクシング 中谷潤人の次戦は来年、バンタム級に昇級して世界3階級制覇を目指すことが有力 「すぐに上げていきたいという気持ちも強くある」

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2023/09/19
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一夜明け会見に出席し、初防衛を意味するポーズで笑顔を見せる中谷潤人

プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者で、18日に東京・有明アリーナで初防衛を果たした中谷潤人(25)=M・T=が19日、東京・千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで一夜明け会見を行った。次戦は来年で、他団体王者との統一戦が実現するならば同級に留まるが、バンタム級に階級を上げて世界3階級制覇を目指す可能性が高いことが分かった。

12ラウンドを闘ったとは思えないほどきれいな顔で登場した中谷は「だいぶ疲れはあったので、ゆっくり眠れた。大きいダメージはない」と笑顔を見せた。「倒せた場面があったのはすごく自信になった。コルテス選手はすごくタフな選手だったが、ポイントアップして、ボクシングもコントロールして試合を進めていけたのはすごく良かった」と同級6位のアルヒ・コルテス(28)=メキシコ=から計3度のダウンを奪って判定勝ちした試合の感想を述べた。

プロモートする帝拳ジムの本田明彦会長(76)は次戦について「統一戦だったら無理してでもやるけど、難しい。そうしたら上(の階級)にいくしかない」とバンタム級に上げて世界3階級制覇を目指すことを示唆した。他団体王者は172センチと長身でサウスポーの中谷との対戦を積極的に望んでおらず、中谷の減量も計量前日に約2キロオーバー、計量当日の午前中に800グラムオーバーでロードワークに出るなど厳しい。

本田会長は「調子は全然良くなかった。ベストの状態で見てみたい。バンタム級で見たい。相手選びも楽になる」と話した。

中谷は約1週間休養し、練習を再開する予定。「この階級で統一戦をしたいという気持ちが強くある。ただ減量がきつくなってきているので、(階級を)上げていくことを見据えて、体と相談しながらチャンスがきたら。すぐに上げていきたいという気持ちも強くある」と、とりあえずは統一戦と世界3階級制覇の両にらみで次戦に備える。

プロ戦績は中谷が26戦26勝(19KO)、コルテスが31戦25勝(10KO)4敗2分けとなった。

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