◇パ・リーグ オリックス3－2ロッテ（2023年9月19日 京セラD）
＜オ・ロ＞さあ胴上げ。マジック2としたオリックスナイン（撮影・長久保 豊）
優勝マジック「4」で迎えたオリックスが、19日のロッテ戦に3－2で勝利し3連勝。マジックを2に減らし、リーグ3連覇に王手をかけた。20日の同戦で勝てば、本拠地・京セラドームで胴上げとなる。
打線は初回に杉本の適時二塁打などで2点を先制。その後はロッテ小島に苦しんだが、6回に代打・セデーニョが貴重な適時打で追加点を挙げて、小島を降板においやった。
投げては今季5勝0敗の先発・東が奮闘した。2－0の3回に藤岡に反撃の適時打を許したものの、それ以外は粘りの投球。若月のミット目掛けてテンポよく投げ込み、5回の2死満塁では山口を左飛に打ち取った。
結局、東は7回の2死三塁もしのぎ、7回を5安打1失点、110球でお役御免。9回に平野佳が安田に8号ソロ弾を浴びたが、何とか逃げ切り勝ちを収めた。東は今季6連勝、昨季からデビュー7連勝の球団最長記録を樹立した。
オリックスはここ2年間、本拠地のファンの前で胴上げできなかったが、ついに王手。今年は満員のファンの前で舞うチャンスが巡ってきた。
試合後、ヒーローインタビューに呼ばれた杉本は3日連続でのお立ち台に「ちょっと言うことがなくなってきました」と笑わせたが、優勝王手を迎えたことには「明日、決めま～す。明日も変わらず、楽しく、全員野球で頑張るので応援よろしくお願いします」と宣言して、ファンを喜ばせた。
▼オリックス・東（7回1失点に）「初回から先制点を取ってもらっていましたし、なんとかリードを守り切ることだけ考えて投げていました。粘り強く最少失点で抑えることができたところはよかったですし、（若月）健矢さんのリードのおかげです」
