《アンケート結果発表》お笑い芸人の「容姿ネタ」を見たいですか 65%の答えは......?

《アンケート結果発表》お笑い芸人の「容姿ネタ」を見たいですか 65%の答えは......?

  • 文春オンライン
  • 更新日:2021/05/02

お笑いトリオ、3時のヒロインの福田麻貴(32)の「容姿ネタをやめる」発言をきっかけに、芸人の容姿イジりネタについての議論が盛り上がっています。

【写真】この記事の写真を見る(9枚)

No image

3時のヒロイン 吉本興業公式サイトより

福田は4月8日、自身のTwitterで《私達は容姿に言及するネタを捨てることにしました!》と投稿。その理由について18日放送の情報バラエティ「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、福田が「芸人と視聴者さんの間で価値観のねじれがある」とその理由を説明しました。

福田の発言に対し、ダウンタウンの松本人志(57)は「ねじれを直すために、我々はそこは絶対に引かずに頑張るっていうやり方も俺はあるんちゃうかなって思う」という意見を披露。一方、EXITの兼近大樹(29)は、同番組で「言葉の暴力を許してもらえるライセンスを作って、それを持った人がお笑いをできれば」と、容姿ネタの“免許制”を提案しました。

女性よりも男性のほうが「見たい」と回答

そこで、「文春オンライン」ではお笑い芸人の「容姿ネタ」について以下のようなアンケートを行いました。

Q.あなたはお笑い芸人が「容姿」で笑いを取るネタを見たいですか?
A.見たい
B.あまり見たくない
C.絶対に見たくない
D.どちらとも言えない

今回のアンケートは、2021年4月20日から26日までという短い投票期間にもかかわらず、19歳から92歳までの幅広い年齢層から計747票(男性479票、女性267票、その他1票)が集まりました。

全体では、「見たい」が13.9%、「あまり見たくない」が40.3%、「絶対に見たくない」が25.2%、「どちらとも言えない」が20.6%となりました。

「見たい」という意見の理由としては、「お笑いにタブーはない」、「本人が納得していればいい」、「褒めるのはよくて貶すのはダメというのはおかしい」という声が多く見られました。「見たい」という回答は、女性よりも男性が4.8%多い結果となりました。

「R18指定にすればいい」という声も

40%を超えた「あまり見たくない」の回答の理由としては、「自分が笑われているような気になる」、「子供が真似をする可能性がある」などの意見が多く、「コンビ同士や自分で言うのはいいけれど司会者などがイジるのは見たくない」といった声もあがりました。

最も強い反対意見である「絶対に見たくない」という回答には、「R18指定にすればいい」、「ルッキズムを植えつける」、「本人の努力で変えられないものを笑うべきではない」という意見が見られました。「絶対に見たくない」と答えた割合は男性の方が女性より0.6%多い結果となりました。

また「どちらとも言えない」が20%以上を占めていることからは、この問題についての意見が割れていることが窺えます。回答理由としては「子供や見たくない人には見せない工夫が必要では?」、「ウケるうちはやればいい」、「容姿を仕事にしている人はそれを奪われたらどうするのか」などの声が寄せられています。

以下に、回答者の意見を一部掲載します。

A.見たい 13.9%「トレンディエンジェルが圧巻」

「本人がそれをネタに芸人として地位を築いたのだとすれば、見る側が見たくないと否定するのはおかしい」(男性・57歳)

「気にするほうがおかしい」(男性・49歳)

「肥満や不細工やハゲを売りにしてる芸人はそれで笑いをとっているので、容姿をタブーにしたらネタがなくなる。いきすぎたポリコレも窮屈だと感じる」(女性・43歳)

「容姿でとる笑いはあっていいし、それこそプロの技で見せて欲しい。逆に安易なものや子供に悪影響を及ぼすようなネタしかできない芸人なら、見る方も拒否すべき。みんなで自浄作用が働く世界にしたい」(男性・63歳)

「ここ最近日本はなにかとヒステリックになりすぎてませんか? 顔面偏差値とか国宝級とか褒めるのは良くて貶すのは差別って、その線引きこそ差別だと私は思っています」(男性・39歳)

「トレンディエンジェルが圧巻」(男性・57歳)

「本人の腕次第なのだが、自分でつくり上げた容姿はお笑いの武器だ。利用して当然」(男性・70歳)

「何事も自由に制限がないのがお笑いだと思います。あれもダメ、これもダメと言っていては笑いが成立しない!」(女性・27歳)

「笑いは本来毒を含むもの」「ユニークな容姿も才能」

「容姿で笑いをとりにきている本人が納得していて、その芸が面白ければ見たい」(男性・51歳)

「役者も意地悪な役、犯罪者役、不倫する役を演じると本人がバッシングされることがあるが、視聴者側が成熟しないとダメ」(男性・49歳)

「容姿ネタを支持します。容姿にコンプレックスを感じてる人は世の中にたくさんいます。その容姿を逆手に取ってネタにして人気を得ている芸人さんの行為が、コンプレックスを感じている人にプラスに働いている面も否定できないと思います」(男性・47歳)

「笑いは本来毒を含むものであり、その毒には容姿イジりもふくまれるべきである」(男性・60歳)

「芸人さんが必死に作った面白いネタなら見たいし、笑いたい。そもそも、それで傷つく人はお笑い番組見るのかなぁ?」(男性・48歳)

「そもそも“芸”というのは社会を諷刺するものです。その中には容姿で笑いをとるやり方もあります」(男性・47歳)

「ユニークな容姿も才能だと思うので、自分自身をネタにするのは問題ないと思います。他人の容姿でとる笑いは笑えません」(女性・38歳)

「興味があります。なので、見たいです」(女性・62歳)

「太っている人が軽快に踊るのも見れなくなる。テレビに出る人が一般的な体型、容姿だけになっていってしまうと思うから」(女性・33歳)

「あくまでネタだから。いちいち騒ぎすぎ」(男性・46歳)

「面白ければいじめの助長には繋がらないと思う」(男性・36歳)

「それを売りにしてる人は売りがなくなったらどうするの?」(男性・49歳)

「フィクションはフィクションだと分かるし、自分に向けて言っているわけじゃないから気にならない。面と向かってデブだブスだと言われたら怒るし傷つくけど、お笑いのネタまで変に意識が高い感じで縛るのは違うと思う」(女性・44歳)

「人種差別はもちろん駄目だが、容姿イジりまでNGだとお笑いのネタがなくなるのでは?」(女性・61歳)

「お笑いにタブーはない」(男性・54歳)

B.あまり見たくない 40.3%「容姿ネタに不愉快になる」

「そこまでしないと笑いがとれないのなら実力が無いのだろう」(男性・78歳)

「ネタとして見ていて不愉快になることがある。本人の努力でどうしようもないことを、笑いに変えるのはどうかと思う」(男性・67歳)

「自分の容姿に自信がないので、自分が笑われているような気になる」(女性・53歳)

「差別につながるから。話芸で勝負して欲しい」(男性・57歳)

「子供が見たら、オッケーなんだと受け取りかねない」(女性・49歳)

「それで傷付く人がいるので容姿ネタは禁止すればいい。それでお笑い界のネタがどう変化するか見てみたい」(男性・59歳)

「友人同士で自虐する分にはコンセンサスのある笑いが生まれるが、不特定多数に向けて容姿をネタにすることはもはや時代に即していない」(女性・26歳)

「自分にも思い当たる部分をイジられると嫌な気分になる。容姿をイジっていいのはそれが努力で改善できる場合だけだと思う」(女性・66歳)

「人からつっこまれるのはかわいそうに思うこともあるけど、自分の強みとしてネタとして表現している人はかっこいいので良い」(女性・40歳)

「プロはもっと芸で笑わせて欲しいから。時代の流れを読むことも大切だと思う」(男性・47歳)

「ハゲイジりや自虐は舞台の上ではありだと思います。兼近氏の主張するライセンスは、人ではなく、舞台に付与すべき」(男性・52歳)

「生まれつきのことですから」「容姿ネタは芸じゃない」

「子を持つ親としては、我が子が容姿をイジられる(ディスられる)ことで笑いをとる立場だったらとても切ない。自虐で笑わせている芸人さんの親御さんは、可愛い我が子をそんな風に扱われてどういう気分なのだろう。それでも『皆さんうちの子をおいしくしてくれてありがとう』と思うのだろうか」(女性・52歳)

「世界的に容姿の差別はダメなことなので。容姿ネタで笑うと人間性を疑われそう」(男性・39歳)

「漫才コンビ同士で頭髪をイジるのは、イジられる本人も納得しているだろうと思えるからあまり嫌な気持ちにはならない。司会者なり先輩なり上の立場の人がイジるのは、いい気持ちがしない」(女性・67歳)

「本人は良くても、同じような容姿をコンプレックスに思う人がからかわれることに繋がるから」(女性・36歳)

「私自身も薬の副作用で太っています。見てて自分のこととリンクしてしまう」(女性・47歳)

「ブスとかデブとかハゲとかただの悪口・欠点・自虐言って面白いでしょ? 笑えるでしょ? ってなんなんだ。小学生並み」(女性・56歳)

「『お笑いはお笑い』と綺麗に線引きできる視聴者が全てではないから。私が小学生の時も、あるネタが流行れば、学校でそれを聞かない日はなかった。そのネタが誰かを傷つけてしまう可能性があるものだったら、その誰かは人知れず日々悲しい思いをすることになる」(女性・22歳)

「ブサイク芸人が多すぎて今更笑えない」(男性・49歳)

「生まれつきのことですから、他人の劣等感をお笑いにするのは気分良くないです」(男性・82歳)

「容姿ネタは芸じゃないと思うから」(男性・65歳)

「もはや時代遅れ。タブーにするのも息苦しいが、これからはやめていくべき笑いの種類」(男性・58歳)

「昔、アゴが出ていることで“シャクレ”などというお笑いのネタでイジられ傷つきました。肌の色などのセンシティブな問題に直結しかねないので、若いお笑いタレントから扱わないという動きが出ることは自然だし、歓迎します」(男性・56歳)

C.絶対に見たくない 25.2%「バカにして良いという社会通念に」

「芸人が“劣った”とされる容姿をネタにすることは、容姿をバカにして良いという社会通念の醸成に一役買ってしまう。本人が納得していようがいまいが不快である」(女性・48歳)

「子供に悪影響を及ぼす可能性があるので、性描写や暴力描写と同じようにR18指定にするのがいい。大人が劇場へわざわざ見に行くのは好きにすればいいが、誰でも見られるテレビでは禁止すべき」(男性・37歳)

「昭和世代ですが、あのねのねが『大きい顔ってこんな顔』というネタをやっていて、頭の大きかった私はずっとイジられてイヤでした」(女性・51歳)

「容姿で笑いをとるのは、産んでくれた両親や容姿で悩んでいる人をバカにしていることになるのではないでしょうか」(男性・71歳)

「改めて理由を言えないほど不快です。とにかくいや」(女性・69歳)

「あまりにも品がない、芸人とはいいがたい」(男性・72歳)

「時代遅れ。話芸やリアクションを磨いて笑わせてほしい」(女性・45歳)

「3時のヒロインは勇気ある」「芸人の立ち位置が変わった」

「持って生まれた変えられないものが笑いの対象になるって、自分でなくても見ると苦痛」(男性・46歳)

「ルッキズムを無意識のうちに植え付けてしまう」(女性・68歳)

「容姿でイジるのは芸の中でも最低の最低。子供たちの間での悪用にも繋がり、いじめの手段にもなりうる」(男性・72歳)

「かって妻と口げんかした時にチビのくせにとなじったら、背が低いのは私のせいでないと反論され、反省しました。容姿は生まれながらのものです。本人の努力で何とかなるものではありません。そのことを笑いの対象にするなど、絶対にすべきではないと思います」(男性・80歳)

「お笑い芸人の社会的な立ち位置が変わった。昔は『はぐれ者』という暗黙の共通認識が受け手にもあった。さんま氏や松本氏ら古い世代にはこの感覚があるようだ。しかし芸人の方々の努力の結果、オピニオンリーダーになってしまった。地位を手に入れたのなら責任が生まれる」(男性・56歳)

「人の悪口で笑いたくない」(男性・59歳)

「本来の笑いとは、人を傷つけるようなものであってはならない」(男性・79歳)

「3時のヒロインが容姿ネタを封印したのは勇気ある決断だと思う。簡単に受けるので勘違いしている芸人も多いと思うが、不愉快に思う人も増えたと思うしセクハラやパワハラに通じる」(女性・64歳)

「発想の貧しさを自分で披露しているようなものだと思います」(女性・78歳)

D.どちらとも言えない 20.6%「小峠さんの頭髪ネタは面白い」

「自分自身、癌の治療中で抗がん剤の副反応で頭髪が減少し、これをネタに笑いをとりつつ病状を説明している。内容が暗い話だけに下手に同情される位なら、素人の容姿ネタも使い方によってはアリと考えている」(男性・66歳)

「容姿ネタがウケるうちはやればいいし、時代とともにウケなくなれば自然とやらなくなるでしょう」(男性・52歳)

「積極的には肯定しないけれど、小峠さんの頭髪ネタは面白いし、不快感が全くない。技量によるのかも」(女性・47歳)

「そもそもお笑いは多少の悪意を孕んでいるものであり、常識の範囲内で容姿イジりも許容できる。ただ時代の趨勢として、容姿をふくめ生まれながらにどうすることもできない事象をイジるのがNGになりつつあるのは理解できる」(女性・28歳)

「以前は容姿ネタをテレビで笑いながら見ていたのですが、渡辺直美さんの件から考えが変わり、これからは容姿を抜きにした笑いで勝負してほしいなぁと思います」(女性・40歳)

「容姿を武器にやっている方もいるんだし、人格否定のようなネタは演じられていないように思う」(男性・71歳)

「その容姿を仕事にできたり場が盛り上がり人気者になるのはポジティブなことだから。あわせて、傷つく必要はないよってことも言ってほしい」(女性・32歳)

「女性の芸人さんたちは太った方が多く、誰が誰だかわからない。ゆりやんさんが痩せられた気持ちがわかる」(女性・53歳)

「吉本新喜劇が伝統的に容姿を武器にして笑いをとっているように、本人が自分の武器として容姿を使っている分には嫌な気はしない。けれどもテレビのひな壇で他人が女性タレントや芸人の容姿をイジるのは見ていて気分が悪い」(女性・50歳)

「お笑い芸人にも色々なジャンルがあり、自身の容姿をネタにしている人もいるので、視聴者それぞれが判断するべき。何でもかんでも排除する現代の雰囲気はちょっとおかしく感じる」(男性・49歳)

「タイムマシーン3号のようにそれが食い扶持なら仕方ないと思うが、ちょっと前のゆりやんまで行くと自虐ネタが酷過ぎて見たくない」(男性・57歳)

「容姿を笑うことが問題というより、弱い者の容姿を笑うことが問題なのだと思う」(女性・74歳)

「あまりそこら辺を厳しくしちゃうと、カッコいい可愛いもダメだし、背が高い低い、スリムとか容姿に関することが全部ダメになってしまう」(男性・48歳)

「武器を封じられる芸人はかわいそう」「笑わせてくれればいい」

「容姿の悪さも笑いという利点に変えられるメンタルは尊重してもよいのでは」(女性・40歳)

「ハゲネタは鉄板。見た目に特徴がある芸人は武器を1つ封じられる事になるのでかわいそう」(男性・38歳)

「アダルト向けコンテンツと同じように、子供や見たくない人には見せない工夫が必要では?」(男性・45歳)

「本人が容姿を売りにしているなら全然いいと思う。ただ、最初は売りにしていたのにあとから突然『嫌です』というのはどうかと思う」(女性・41歳)

「腹芸のように特定の容姿が必要な芸もある」(男性・61歳)

「面白ければ良いです。笑わせてくれれば、細かい事はどうでもいいです」(男性・42歳)

「容姿で掴んで、中身で勝負。お笑いの王道を行く昔からの芸人さんたちは、そのセオリーで私たち観客を笑わせてくれました」(女性・65歳)

「容姿ネタに何を加えた『笑い』にするかどうか」(女性・60歳)

「容姿ネタをやるもやらないも芸人の自由だから」(男性・43歳)

「芸人の容姿ネタは、ある意味専売特許。要はそのひとがネタを躊躇なく披露出来るかだと思う。もし、抵抗がある人は止めればいい」(男性・43歳)

このアンケートに関連して、識者のコメントも紹介しています(#2#3、#4、#5)。あわせてご覧ください。ご投票いただいた読者のみなさん、ありがとうございました。

「3時のヒロイン・福田麻貴が1年前に洩らしていたホンネ」お笑い評論家・ラリー遠田氏が“容姿イジリ”を擁護する理由へ続く

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

「文春オンライン」特集班

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加