秦野市内の女子小学生2人がクライミング競技で優勝を果たした。
南が丘小学校4年生の藤田想来(そら)さんは4月10日に県立山岳スポーツセンターで開催された第27回クライミングコンペ・オール神奈川2022一般の部、小学生B男女で優勝を果たした。
父親の崇史さんが高校の山岳部の顧問をしていたこともあり、親子ではだの丹沢クライミングパークを訪れた際に崇史さんが「やってみる?」と声をかけたのがきっけけ。「おもしろそうだったから」と、笑顔を見せる。同施設のクライミングボードは高さが15mもあるが「怖くない、楽しい。難しいところを完登できた時がうれしい」と屈託なく笑う。恐竜が好きで「将来はクライミングができる恐竜博士になりたい」とはにかんだ。
西小学校6年生の小田切那海(なみ)さんは、4月24日にはだの丹沢クライミングパークで行われた「第7回ボルダリング神奈川カップ」の小学生A(小学5〜6年生男女)の部で優勝した。
小2から始めたボルダリングのきっかけは秦野丹沢まつり。イベント会場に設置されていた壁を体験し、その楽しさを知った。それ以来家の中のあちこちにつかまり登り始めたため、「家が壊れる」と母親の美佐枝さんがジムに連れて行った。「達成感が魅力。失敗してきた壁が登れると本当に嬉しい。競技を通じて他の学校の子と仲良くなって、友達もできた。一歩ずつ頑張って県の強化選手になるのが目標」と話す。

藤田さん(左)と小田切さん

壁を登る2人
タウンニュース秦野版