
大相撲春所7日目 高安を突き落としで破り全勝対決を制した翠富士(左)=エディオンアリーナ大阪(撮影・斉藤友也)
大相撲春場所7日目(18日・エディオンアリーナ大阪)横綱昇進を目指した大関貴景勝(26)が左膝の負傷で休場。昭和以降では初めて横綱、大関不在という異例の事態となっている。全勝同士の対決で注目が集まった平幕翠富士(26)と平幕高安(33)の一番は、かち上げを受け止めた翠富士がうまく突き落として7連勝とした。
小結大栄翔(29)は小結若元春(29)に土俵際で逆転の突き落としで敗れ、初黒星を喫した。関脇豊昇龍(23)は平幕竜電(32)を肩透かしで下し4勝目。17日に初日が出た関脇若隆景(28)は平幕阿武咲(26)を寄り切って2連勝。小結琴ノ若(25)は関脇霧馬山(26)を寄り切り5勝目を挙げた。小結翔猿(30)は平幕玉鷲(38)を引き落としで下し、4勝3敗と白星先行となった。
初日からの勝ちっ放しは、翠富士ただ1人となり単独首位。1敗で大栄翔と高安の2人が続く展開となっている。